★お祭り
もう何年もお祭りに行ってない。
小学生の時は、毎年必ず行ってたのに。
当時は、夜に友達と遊べるのが新鮮で、あの特別感が私は本当に好きだった。
学校の近くの神社のお祭りは、特によく行った。屋台の焼きそばが好きで、いつも親友と一緒に食べた。
商店街のお祭りに家族で行った時、父がピカピカ光る扇風機を買ってくれて、とても嬉しかったのを覚えてる。
思い出すと、胸が苦しい。
思い出は美化されるというけど、あの頃の私は、本当に輝いていたなぁ。
いつかもう一度、お祭りに行こう。
そうしたらまた、輝ける気がする。
★私の名前
私は昔から、自分の名前が嫌いだった。
小さい頃から周りに馬鹿にされてきて、その気持ちにどんどん拍車がかかっていった。
古臭くて、おばあちゃんみたいな名前。
周りの子は、皆イマドキの可愛い名前なのに、どうして私だけ、ってずっと思ってた。
名前は、一生涯付き合っていくとても大切なもの。
名前に自信が持てないのは、本当に辛い。
でも、救われたこともあった。
親しい人たちは、私を可愛いあだ名で呼んでくれた。
高校のときにできた数少ない友達は、私の名前を「きれいな名前だね」と言ってくれた。お世辞だったかもしれないけど、それでも嬉しかった。
TikTokを見ていたら、昭和の歌手アイドルが流れてきた。私と同じ名前の人がいて、その人はとっても可愛い人だった。
まあ、お前のこと、まだ正直嫌いやけど、どうせ死ぬまで一緒なんだし、これからもよろしく。
★遠い日の記憶
小学生や中学生の頃、よくごみ捨てを手伝った。
ごみステーションは家から徒歩1分くらいのところにあって、帰り道に父と競争して走って帰ったりしていた。
私は当時足が速かったけど、父と競争するときは、いつも少し手加減して走っていた記憶がある。
「お父さん速っ」と言った時の父のドヤ顔を、今でもふわっと思い出す。
★空を見上げて心に浮かんだこと
空の上に飛行機を見つけたとき、
あんなにちっちゃく見えるのに、あの中に何百人も人間が乗ってるの、面白すぎ。といつも思う。
★1件のLINE
疲れてしまうと、大切な友達からのたった1件のLINEでさえ、返事ができなくなる。
ごめんね、私は生きてるよ。そこだけは安心してね。