★目が覚めると
夢から覚めたとき、内容がすぐに思い出せなくなることがよくある。
そんなときは大抵、夢をみていたときの感情だけが心に残っていて、不思議な感覚がする。
悲しい、辛い、というようなマイナスな感情が残っていることが多いかもしれない。
つまり私は、嫌な夢を積極的に忘れている。
幸せな夢は、いつも目が覚めてから必死に思い出して、できるだけ噛みしめる。だからあまり忘れない。
都合の良い脳みそで助かる。
嫌なことは、早く忘れたいしな。
★私の当たり前
当たり前が当たり前じゃなくなった時、
ようやく自分が恵まれていたことを知る。
★七夕
好きな人に一年に一度しか会えないなんて、切ないね。
★友だちの思い出
小学生のとき、とても仲良しの親友がいた。
その子は私のひとつ年下。私が小学4年生のときに、家の近くへ引っ越してきた。
私はその子が引っ越してきてすぐに、家へ訪問して遊びに誘った。
当時から私は引っ込み思案で大人しい性格だったから、今でもなんであんなに積極的にいけたのか分からない。昔の私、すごいな。
それからあっという間に仲良くなった。
一緒に登校して、一緒に帰って、一緒に遊んだ。
楽しかったなぁ、本当に。
でも、その子は中学校は私と別のところに行って、その後すぐにまた引っ越してしまった。
もう一度会いたいな。
あのときの思い出が、私の中で一段とキラキラしていて、忘れられない。今でもずっとずっと、大切な宝物。
また会えた時は、当時の思い出、たくさん話そうね。
それから、あのときみたいに外でいっぱい遊ぼう。
君に堂々と胸張って顔合わせできるように、私頑張るね。
★神様だけが知っている
私は、父方の祖母に会ったことがない。
私が産まれる前に亡くなってしまったから。
塞ぎ込んでいた時期に、父がよく手紙を書いてくれた。誕生日の日の手紙に、“本当はひとりっ子のつもりでいたけど、将来お兄ちゃんが寂しくならないように、二人で支え合っていけるように、〇〇は産まれてきたんだよ”と書かれていた。
兄は、大のおばあちゃんっ子だったらしい。
祖母の死がネックだったんじゃなかろうか。
きっと両親は、祖母が亡くなってひどく悲しむ幼い兄を見兼ねて、私を産む決意をしたんだろう。
同じ手紙に、“〇〇が産まれて間もない頃、お兄ちゃんが小学生のとき、自分の宝物を作文に書く授業で、他の子は自分の持っているおもちゃとかを書いている中、お兄ちゃんは、〇〇が宝物だって書いたんだよ”とも書かれていた。
兄の、祖母がいなくなって空いた心の穴を、私が埋めてあげられていたんだろうか。
だいぶ前、家族で祖母のお墓参りに行ったとき、母がぼそっと“〇〇はおばあちゃんの生まれ変わりかもしれんね”と言ったことがあった。
確かに、私は祖母と入れ違うように産まれてきた。
もし本当に私が祖母の生まれ変わりだったら、凄く面白いのに。本当のところはどうなのか、神様教えてくれないかな。