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10/17/2025, 10:26:48 AM

サー…
砂時計の音が聞こえる

不思議だ
砂時計を眺めていれば、3分が一瞬になってしまう

他の音にも耳を傾けてみる
車の走る音、お母さんが料理する音、エアコンの音
鳥の音、風の音、時計の音
世界は音でいっぱいだ

サー…
再び砂時計の音を聞く

音が止まった
もう3分がたったみたいだ

デジタル時計よりもめんどくさいのに、何故かいつも砂時計を使ってしまう

砂時計をひっくり返る
再び心地よい音が聞こえてきた

『砂時計の音』

10/17/2025, 4:05:21 AM

星図、とは星の位置を平面的に記した物である

もしもこの世界から星図が消えたら、どうなるだろうか
星図が消えたからと言って、星が消えるわけでは無い
それなら、私達の生活には、なんら問題がないような気がする

しかし、今現在、星は消えていっているのだ

消えるといっても色々ある
自然現象としては、星が爆発したり、見え方が変わったりなどで星座が消えていく事がある

だが、それ以外にも見えなくなる原因がある
街の光だ

東京などは、ビルの光のせいで夜の星が見えない
田舎に行けば見えるようになるが、いまは民家も街灯もないところは減っていっているだろう

日本は現在も発展が進んでいる
いつか、星が見えなくなってしまうのでは
と、私は思う事がある

いつかと言っても何千年後かはわからない
でも、もしも星が消えてしまうのなら
そうなれば、星図もいつか消えてしまうだろう

消えていないのに、消えてしまう
まだ存在するのに、光のせいで見えなくなってしまう

いつかそんな未来が来たのなら
人々は、何を思って空を見上げるのだろうか

『消えた星図』

10/16/2025, 6:06:43 AM

この世にはわからない事がたくさんある
未解決事件や、未解決問題、未発見の元素や惑星などなど…
正直言って、私は数学者でも、科学者でも無いし、天文学者でも無い。
宇宙飛行士を目指しているわけでもなく、そもそも勉強が好きでは無い

しかし、そんな私も今、未解決問題に直面している
とは言っても、数学のテストに未解決問題が出ているわけでは無い

その問題とは「愛−恋=?」だ
何言ってんだこいつ、そもそも数式じゃないじゃないか、となる人もいるだろうが、私は至って真面目である

ことの経緯はこうだ
まず、私の親友には恋人がいた
しかし、何故か最近うまく行っていないらしい
しかもそれを「私の愛から恋がなくなっちゃったの…」と、なんともポエミーな表現を使って説明してくる

曰く、恋人に告白した時の淡い恋の気持ちが消えてしまったらしい
「愛から恋がなくなったら、私の気持ちはどうなるの?」

知るか、そんな物
大体私は恋をした事がない
何故私に相談するというのか

まあ、一応考えてみるか
まず、愛と恋とは何か?

スマホで調べると、
愛=そのものの価値を認め、強く引きつけられる気持ち
恋=特定の人物に対して強い関心やときめきを抱く気持ち

となった
うーん恋が消えて愛が残ったとなると、強い関心はあるが、ときめきは無くなった…
つまりそいつとの恋人の思い出は残ったが、そいつを好きだという気持ちが無くなった…という事か

いや待てよ、今私が考えたのは愛が2で恋が1だった場合だ
つまり2-1で1になる
しかし、愛が2で恋が1だったら?
1-2で-1だ
つまりときめきどころか嫌悪感を抱くということか?
なるほどこれが蛙化現象か
いやなんか違う気がする

まあつまりどっちにしろ嫌な気持ちにしかならないということか

「ねぇ、どう思う?」
「別れた方がいいと思う」
「…」
「…」
「えぇー、それはなんか違わない?」

違うのか…?
そもそもこの問いに答えなどあるのだろうか?
こういう時は、「うんうんそうだね悲しいね」と、適当に相槌を打つのが正解なのだろうか?

私の中でもいまだに答えが出ていない、なんともすっきりしない気持ちだ

こういう時は他人に聞いてくるのが1番だな
もう落ち着いたみたいだし、とりあえず本人に聞いてみよう

「そういうそっちはどう思うのか?」
「?」
「愛から恋を引いたら何になると思うの?」
「うーん…」
「わかんない!」

は?

「気持ち次第じゃないかなぁー」

気持ち次第、か
もしかしたら答えなどないのかもしれない
この問題は、永遠に私の未解決問題となりそうだ

『愛−恋=?』

10/15/2025, 7:11:36 AM

梨がある
何も無いところに
一つだけ
ポツンと置いてある
私はそれに手を伸ばす
大きい梨だ
きっと食べ応えがあるだろう
大きな口を開けて、私はかぶりつく
しゃくり
みずみずしくてシャキシャキだ
しゃく、しゃく
あっという間に食べ終わってしまった
梨はとっても美味しい
美味しくて、美味しくて
ずうっと食べていたいぐらいに

また、何も無いところに梨がある
いつのまにかそこにある
私はそれに手を伸ばす
一体これは何回目だろうか

『梨』

10/13/2025, 6:28:51 AM

線路がある
どこまでも、どこまでも続いている
電車が来る
誰も降りる事はない
私1人だけが乗り込む
「ご乗車ありがとうございます。この電車は…」
古びた音声が流れている
駅名をうまく聞き取ることができない
窓を開けて外を見てみる
星空と水平線が広がっている
「綺麗ですね」
前に座っている女性に話しかけられた
「はい」
一応返事をする
知らない人に話しかけられるのはすごく苦手だ
「次は、螟�ゥ蝗ス�、螟ゥ蝗スです」
うまく聞き取れない
前の人が立ちあがる
「では、私はこれで」
もう一度外を見る
今度は青空が広がっていた
列車の前方を見る
線路の先は見えない
どこまで続いているのだろうか

『どこまでも』

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