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1/28/2026, 1:24:10 PM

「買い物行こ」



「急に?」

「そう、急に」



「何買うの?」

「なんでも」



「どこに買いに行くの?」

「街へ」



「街?」

「街へ行こうよ」



「街って、どこの街?」

「どこでもいいよ」




「じゃあ、近いとこ行こう」

「うん」



「ガチャ」




『街へ』

1/27/2026, 1:55:53 PM

小さい頃から、いろんなふうに褒められてきた

「まるで人形のようだ」
「宝石が生きているみたいに美しい」
「情熱の赤い薔薇のように…」

でも、その言葉の裏はいつも真っ黒

家系がどうとか王族がどうとか、もうめんどくさい!!


そんなことを言って家を飛び出し早1年
今は普通の高校生として暮らしている

友達みんなで遊ぼうって話になって、待ち合わせ場所に着いて真っ先に言われたのが、

「かわいいね、似合ってるよ!」


人形みたいだとか、花のようだとか、そんな洒落た言葉ではないけれど

その言葉の裏には真っ黒なんてなくて、なんだか優しさだけがあるような気がした

今まで聞いたどんな褒め言葉よりも、すっごくすっごく嬉しかった




『優しさ』

1/27/2026, 8:02:58 AM

「ん…」

なんとなく息苦しくて目が覚める

スマホを見ると表示された光の文字は「23:59」
もう真夜中だ

どうやら息苦しさの正体は体に乗ってきた飼い猫だったようで、ベットの下にある猫用ベッドに移動させる

そんなこんなでもう一度スマホを見ると「0:00」
日を跨いでしまった

高校生である私にとって、こんなに遅く起きていることは大晦日以外には滅多にない

私は徹夜しないタイプなのである

ふと窓の外を見る

そこには星…ではなく曇った夜空があった

愛猫が眠ったことを確認して再びベットに潜る

たまにはこんな日もいいかなぁなんて思った


『ミッドナイト』

1/24/2026, 12:53:42 PM

「あつい、」
そう言って私は空を見上げた

忌々しいほど眩しい青空

入道雲が存在感を増していく

そして太陽
気持ちの問題か、とてつもなく大きく見える

太陽光で私の網膜を傷つける
実際に傷ついているのかは知らないが


「おーい!」
目の前に人影が現れる

突如として光が塞がれる
逆光のせいで何も見えない

「こんなとこにいたのかー!」
「一緒に帰ろー!」

逆光のせいで顔は見えないが、心なしか笑っている気がした


『逆光』

12/17/2025, 11:14:48 AM

「はぁー」
外が寒かったので、なんとなく息を吐く

息が白い

いよいよ冬だなぁなんてくだらないことを考える

雪でも降れば楽しいのにこの地域は雪があまり降らない
一昨年くらいにちょっと降ったけな

とす、とす、と歩き出す

周りには誰もいなくて、私の足音だけが響く

冬は寒いし、雪も降らないし、少し不安にはなるけれど
私はこの、冬の静けさが好きだ





『冬の静寂』

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