Open App

線路がある
どこまでも、どこまでも続いている
電車が来る
誰も降りる事はない
私1人だけが乗り込む
「ご乗車ありがとうございます。この電車は…」
古びた音声が流れている
駅名をうまく聞き取ることができない
窓を開けて外を見てみる
星空と水平線が広がっている
「綺麗ですね」
前に座っている女性に話しかけられた
「はい」
一応返事をする
知らない人に話しかけられるのはすごく苦手だ
「次は、螟�ゥ蝗ス�、螟ゥ蝗スです」
うまく聞き取れない
前の人が立ちあがる
「では、私はこれで」
もう一度外を見る
今度は青空が広がっていた
列車の前方を見る
線路の先は見えない
どこまで続いているのだろうか

『どこまでも』

10/13/2025, 6:28:51 AM