僕の未来には何が待っているのだろう。
世界を駆け巡るスーパースター?
それとも1つのことに没頭し続ける研究者?
もしかしたら何も仕事につけなくてニート生活!?
なんて…頭で考えるのは楽だし楽しいよね。
でも未来は頭で考えてるより、厳しくて辛いことの方が多いと思う。
だって『今を生きる』ことすら僕には難しいと感じてしまっているからね。
それでも僕は未来に夢を見続けるよ。
僕は過去じゃなくて未来を大切にしたい。
次の新しい自分に進もうとしている自分を応援したい。
#未来
1年前には20歳がいて。
2年前にも20歳はいて。
10年前にも20歳はいて。
100年前にも20歳はいた。
そして、いま。
僕らが20歳。
終わっては、はじまりを繰り返していく。
そのうちのひとつを僕らは今。生きている。
#1年前
今日は最悪。
どうでもいい人の言葉に傷ついて、これからも大事にしたい人のことをひとつも考えられない言葉ばかりつかってしまった自分がいること。
でも、最悪とは違うかもしれない…『最も悪い日』ではないから。
だから僕は今日も生きようと思う。
大好きだった君へ...
私が夕陽を見てたら隣で眩しく笑うから
私もつられて笑ったのを今でも鮮明に覚えてる。
だから……私は君に伝えたことを後悔していない。
❀✿❀
私が初めて恋をした相手は同性だった。
私は最初、自分を責めた。
だって、同性なんておかしいでしょ?
でも…でも………。
彼女を見る度にどんどん惹かれていった。
とても苦しかった。
相手は私のことを大事な友達だと思っていることが
とても嬉しくて……
それと同時にとても苦しかった。
自分の全ての言動におかしくないか確かめながら
一言一言を口に出す。
きっとたどたどしい言葉とわかっていながらも。
口を紡んでしまうのはもっとおかしいから。
君にはこの気持ちなんて分からないでしょ?
そんな顔で笑わないでよ…
そんな優しい言葉をかけないで…
私はあなたの好きとは違う。
でも…もう気づいた前には戻れなくて……
❀✿❀
もう、ここまで来てしまった……
君が私の前に立っている。
鼓動は早くなって
言葉が喉につまって出てこない
でも、それでも……
伝えたかった。
この『苦しい』から
解放されたかった
だから、君に最初で最後の言葉を言うよ。
『好きです』
あぁ。
やっと言えた。
君は泣いていた。
涙でぐしゃぐしゃになった顔すら愛おしくて
やっぱり私は思った。
君を好きになった私は間違いなんかじゃない。
ただ君自身を好きになれた自分が今では誇らしく思える。
最後に君へもう1つ。
友達でいられなくて
『ごめんね。』
半袖?
私にはそんなものいらない。
私は長袖の方が好きだ。
リスカも隠せるし、私の身体自体が醜いから。
そんな身体を隠せる部分が減る半袖は……夏は、嫌いだ。
それももう今日でおわり……
❀✿❀
僕は昔から腕に大きな痣があった。
これは生まれつきのものだから。僕の中では別に気にするものでもなかった。
でも、周りは違った。
『おかしいね』 『きもちがわるい』
僕は途端にこの痣が醜くて仕方なくて、コンプレックスになった。
お母さんに言ったって、皮膚科に行かせてくれなかった。
なんたってうちにはお金がなかった。
僕はそれから、夏でも長袖で行くようになった。
みんなからもちろん非難された。
でも、コンプレックスをこの世界中にさらけ出すより、何倍もましに思えた。
『この痣のせいで僕は……』
何度口に出したか分からない言葉をまた口に出す。
『その痣そんなに嫌い?』
ある1人の少女は話しかけてくる。
もちろん僕はうんと答えた。
そしたら、彼女は突然彼女の腕を僕の目の前に持ってきて見せてきた。
『みて。私の痣。君と同じところ。』
それがどうしたんだろう。とおもった。
そんなの何も僕とは関係ない。
それに見たところ彼女は自分の腕の痣に対してのコンプレックスもないように感じる。
『そういうのうっとおしい』
ちょっといい過ぎたと思ったが、訂正するつもりもなかった。
どうせ彼女も僕から去っていゆく人の1人でしかないと思ったからだ。
でも違った。彼女は毎日僕に話しかけてきた。
僕は正直びっくりしていた。
こんな人もいるんだ。と知らぬうちに彼女に心を許していたのかもしれない。
でも、彼女は突然いなくなった。
僕は内心とても驚いていた。
どうしてだろう?
何故あんなにも元気だった人が死を選んだのだろうか。
❀✿❀
昔の僕はそんなことを考えていたな。
今なら分かる彼女は……
僕……いや、私。
だから、彼女がいなくなったということは。
やっと今日が、おわるということ。
じゃあね。