この世界は
決して留まらず、変わり続ける。
天候、感情、風景、言葉、価値観、社会、生活、
探し始めればきりがない。
きっとこの世界は変わっていくようにできている。
置いていかれるように感じることもあるけれど
疲れて泣きそうになったら休んでもいいと思う。
全く変わらない人はいないのだから
一度立ち止まってもたぶんいつかは歩きたくなる。
ずっと同じところに立っている方が疲れるから。
夢を見てたい
流星群の夜の夢を見た。
白や赤みがかった強い光を纏う星達が
現実ではあり得ないほどゆっくりと落ちていく。
つい嬉しくなって
願い事をたくさんしたはずなのだけれど
なぜか目を覚ましたらほとんど朧気になっていた。
私は何を願ったのだろう。
それはもしかしたら、
実は自分でも気付かないくらい奥深くにあった
本当の願い事なのかもしれない。
幸せとは
おばあちゃんとお茶を飲みながら
色々な話を聞いた。
今まで聞いたことのあることも、ないことも。
きっといつかは
聞こうと思っても聞けなくなる日が来るのだと
分かっているから。
おばあちゃんも二人きりになるとよく、
このカップは素敵でしょう?
あの箪笥は高いんだからね
などと言って
お嫁に持っていくように言う。
私はそのときにもおばあちゃんにいてほしいなと
心の中で呟く。
この幸せな時間が
出来るだけ長く続きますようにと
そう願えることがきっと幸せ。
変わらないものはない
胸が締め付けられるように悲しくて、
泣いていた夜があった
その悲しみすら忘れたくなかった
失くしたのはとても大切なものだったから
まるで、心の中の時間が止まったようだった
けれでも季節は巡って
大切なものが残してくれたものの
輝きが増していくのを見たとき
大切なものの欠片はまだ時を進めているのだからと
自分も歩み出せそうな気がした。
変わっていくことを寂しく思うこともあるけれど
変わった先で素敵な出来事が起こることを信じて。
クリスマスの過ごし方
それは毎年変わっていくもの。
数年前までは親戚の家で集まって
昨年はなんとなく雰囲気にわくわくしながら
今年は少し感傷に浸りながら
今年もクリスマスが終わった。
来年はどんな気持ちでこの日を過ごすのだろう。
全く想像できないけれどきっとこれからの一年で
様々な考えが積み重ねられていくから。