神無月

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11/9/2024, 9:36:14 AM

星の王子さまで、王子さまが主人公と別れる際に、「ぼくが夜空のどの星から来たかを教えることはできないけれど、それでいいんだ。だってそうすれば、夜空の星の一つ一つにぼくの星のことを思い馳せることが出来て、全部の星が好きになる。」みたいなことを言う場面があるけれど、こういう風に、何かに自分だけの意味が込もるってのが好きだ。他人からしたらそれほど意味のないことでも、自分からしたら特別な意味があるって凄く素敵だと思う。

11/6/2024, 11:41:43 PM

小学生の頃、学校のプールに入っている途中で雨が降ってきたことがあったけれど、水面に波紋を作っていく雨を見て妙に心を惹かれた。それは土とかコンクリートを打ち付けるような獰猛な雨とは違って、水面と雨粒が優しく触れ合うような、どこか柔らかさのある雨だった。

11/5/2024, 6:08:08 PM

空を見ていると時折、天使の梯子という雲の隙間から差す光の筋が見えることがあるけれど、初めてあれを見たときは何かとんでもないものを見てしまったような気がした。

11/4/2024, 10:05:32 PM

日が沈むのが本当に早くなってきた。この先もっと日が短くなるし、寒くもなるし、雪も降るかもしれない。それを思うと、まるで季節が年老いているような感じで何となく悲しくなる。

11/3/2024, 6:14:49 PM

鏡を見れば自分の顔を知ることができるが、それは鏡ごしの自分でしかなくて、直接自分の目で自分の顔を見ることは一生ない。これって凄く不思議なことだと思う。眼球のすぐ近くにあるものが近すぎるがゆえに見ることができないなんて、この何ともいえない噛み合わなさに、この世のことわり的なものを感じる。

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