毎日が退屈だった。いつもと同じように起きて、いつもと同じように支度して、いつもと同じように学校へ行く。学校でも、いつもと何も変わらない。繰り返しの日々だった。
ある日、僕の中に突然新しいものが入ってきた。
テーマ:無色の世界
桜吹雪の中、白昼夢みたいな景色を見た。
その世界は、春の盛りみたいに暖かくて花がたくさん咲いていて綺麗だった。平安時代の貴族みたいな服を着た人がたくさんいた。とても綺麗な景色だった。
でも、それと同時にあちらに行ったら駄目だと本能的に感じた。あちら側に行ったら帰ってこれないと。
きっとあの景色は神様の住む世界だったんだろう。だから、こちらは見たあと気づかれないうちに離れなければいけなかった。
もし、あの時気づかれていたら、どうなっていたんだろう。
テーマ:桜散る
僕は人に笑顔を届けられる人になりたい。
きっかけは、友人と行ったとあるテーマパークのパレードだ。僕はそのテーマパークに行くのは本当に久しぶりだったし、パレードももちろん久しぶりだった。以前よりもずっと大人になってもなお、夢を見させてくれる場所だった。笑顔をたくさんくれる場所だった。
それがわかってからは、視界が開けたようだった。大学に進学したものの、一般企業に就職している未来が全く描けない僕にとっては、最初の鍵だった。
そして今、あの日始まった夢への道を歩いている。
テーマ:夢見る心
何度も音楽に救われた。音楽に支えられてきた。だから、僕もそんな歌を歌いたかった。でも、どんなに歌っても空っぽのまま。空っぽの歌しか歌えないまま。心の中では色んなことを想うのに。こんなにも届けたい想いは沢山あるのに。
届けたい想いだけが心に溜まっていって、誰にも届かないまま沈んでいく。
今日もまた空っぽの歌。いつか空っぽじゃない歌を。
テーマ:届かぬ想い
ねぇ、神様。
僕は一度だって神様がいるなんて信じたことはない。特にあの日からずっと。
でも、もし本当にいるのなら、僕に力をくれ。僕の大切な人を殺した、僕の日常を壊したヤツに復讐する力をくれ。
それだけでいい。あの人が望んでないのはわかってる。でも、それでもいい。僕の自己満足で。
でも、僕はあいつを倒したい。あいつに復習してやる。それだけが僕の生きる道。
テーマ:神様へ