「プレゼント」
「ねえまま!ぼくのとこにもサンタさんくるかな!」
「ええ。お利口さんにしてたからきっと来てくれるわよ。」
「わーい!サンタさんはやくこないかなー」
「ふふ。じゃあ今日ははやくねんねしようね。」
「うん!あ、ままはプレゼントなにおねがいしたの?」
「私はサンタさんにお願いしなくても、もうほしいものは充分あるから大丈夫なのよ。」
そう言って私は息子と、夫のほうを見た。
「ん?どうしたー?」
「ままどうしたの?」
「なんでもないよ。」
これ以上の幸せは、今後も見つからないだろうと 私はほほえみながら思ったのであった。
「とりとめもない話」
君ととりとめもない話をしてずっと笑って過ごしたかった。
機械の体なら、君も僕も長生きできると思ってた。
でも、君ははやく壊れてあの世へ行ってしまった。
僕は長生きできるように設計されている。
今日も僕はヒビも入らない体で過ごしている。
君がいない毎日を生きて過ごす方がよっぽど辛いの
に。
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↓以下なんか母が言ってたやつ
あるところに1羽の鳥がいました。鳥が騒いでいます。どうやら何かを探しているようです。
「メモがない!!」
『鳥とメモない話!!!!』
「雪を待つ」
雪を待つことは私の娯楽でもあり使命でもある。
空から降ってくる白い雪。私の生きている国では、滅多に雪が降らないので 雪は神から与えられた特別なものだという言い伝えがあった。
その中でも、今まで誰も見たことがないと言われている幻の「黄金の雪」というものがあるとされていた。
「黄金の雪」は名前の通り黄金に光っており、たった数粒しか降らない幻の雪だ。
そんな黄金の雪を採取するべく、国は全国各地の国民を選び、雪が降ったら黄金の雪を探すことを命じた。
その国の命令で黄金の雪を探す者に選ばれ、雪が降っている今 外に出て黄金の雪を待っているのが今の私だ。
「探す」といっても私は素直に待っていた方が黄金の雪はふと現れるのではと思ったので、雪が降ったら外に出てのんびり降ってくる雪を見ながら黄金の雪を待とうと思った。
また、私は雪や雪景色を見るのが好きなので、好きな雪を見ながら黄金の雪を待てるのは一石二鳥だった。
雪を待つことは私の娯楽でもあり使命でもある。
今日も私は空から降り注ぐ雪を見ながら黄金の雪を待ち続けるのだった。
今回は2本立てです。
「手を繋いで」 「仲間」
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「手を繋いで」
遥か遠いそらの上、足元の夜空を見ながら小さな星たちは今日も"いつもの時間"を待っていた。
「そろそろじゃないかな?」
「じゃあやろっか」
「きれいに繋がないとね」
小さな星たちは次々と手を繋ぎ合っていった。
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「見て!あれ綺麗だね!」
「ほんとだ。星と星を繋ぐ線が見えるくらいに綺麗だ。」
彼らが見上げた夜空には、小さな星々が繋ぎ合わさって 綺麗な星座が浮かび上がっていた。
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「仲間」
「どうしてこうなった…」
「お前がごちゃごちゃ指示するからだろ!」
「いや、でもこれでクリアできたはずなんだよ!」
「ほんとかぁ?」
「ほんとだって!」
「はぁ…もっかいやるぞ」
「次こそはこのゲームクリアしてやるぞ!!」
「ほんとたのむぞ…」
ゲーム仲間。友達とも言えるが、やっぱり僕たちにはこの言葉が1番似合いそうだ。
「ありがとう、ごめんね」
縦読みでなんかやりたかったな…
もう7時だから無理だ…
↓一言
「ありがとう」と「ありがとう!」とか
「ごめんね」と「ごめんね…」、「ごめんね〜」
とかでめっちゃ印象変わるよね。
記号の力恐るべし…