なんでだろう
君しか見えないんだ
沢山の人の中に居ても
君が何故か輝いて見えるんだ
その微笑みが自分だけに向けられたらいいのに
君の視線の先には自分だけがいればいいのに
いつもいつもそんな事を考える
君の全てが眩しくて
自分が霞んで見えなくなってる気がする
不意に君に声をかけられた瞬間
一瞬で全てが色付いて
世界の全てが突然意味あるものに変わるんだ
「ただ君だけ」
日々の繰り返しの生活に
人々の行き交う喧騒に
徐々に疲れが溜まっていく
なんでもない言葉が
棘のように突き刺さる
人の視線が冷たく感じる
全てを投げ出してしまいたい衝動に駆られる
昔読んだ童話のような森の中に
行ってみたいと思ってしまう
動物たちと戯れ鳥たちと歌い
緑の中の空気を胸いっぱいに吸って
花咲き乱れる野原に寝っ転がって
ゆっくりとお昼寝したい
それが出来ないから
スイーツをいっぱい買い込んで
ついつい食べてしまうのよね…
「静かな森へ」
ああもう
見てられないあの二人
お互い気になってる癖にさ
傍から見てたらバレバレだっての
見てるくせに目が合いそうになれば
慌てて目を逸らしちゃってさ
知らない訳じゃないんだから
会釈くらいすればいいじゃん
協力するって言えば
違うからって頑固に認めないしさ
本っ当に馬鹿みたい
…そんなに否定するならば
私が本気出したって文句言わないよね?
絶対振られるだけだから見てるだけにするけどさ…
「すれ違う瞳」
今でも忘れられないわ
あの時の感動と念願の想い
手にした時の嬉しさ
賑やかな灯りの下
少し冷たい夜風の中
ドキドキと抑えられない心臓の音
やっと…やっと…
真っ赤に染まった君は
見た目も可愛かったよ
食べてしまうのがもったいない程に
嬉しかったっけ
虫歯になるからと
ずっと買って貰えなかったりんご飴
…ん?
「甘い思い出」だよね(੭ ᐕ)?
「sweet memories」
貴方が居てくれればいい
でもそれは願ってはいけない想い
決して好きになってはいけない
気付かれてもいけない
わかっているのに止められない
いっその事
貴方の嫌な部分を見て
嫌いになれればいいのに
そう思っていても
完璧すぎるのよ
その笑顔と優しい声に
今日も狂おしいほどに
胸の高鳴りが止まらない
「好きになれない、嫌いになれない」