凛世

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1/29/2025, 5:43:07 AM

幼い頃 家族で旅行に行った時だった

麦わら帽子だから夏休みに行った時だろう

橋を渡っていた時だ

ドラマやアニメでよくあるシチュエーション

強風に煽られ被っていた麦わら帽子が

見事に飛ばされていった

家族全員のあーーっって声が響く中

麦わら帽子はふわふわと

橋の下の波間へと着水した

どうすることも出来ず

涙ながらに車に戻った幼き日の思い出







「帽子かぶって」

1/27/2025, 9:27:36 PM

年が明けたらお店の商品棚は

あっという間にバレンタイン一色

カラフルで可愛いそれらを横目に

必要なものを探しに行く日々

どうせ渡せないし

渡しても玉砕だろうし

そう思うと見ようとも思えなかった

早くも1月が終わろうとしてる今

更にバレンタインコーナーは

煌びやかになっている

女の子たちがわいわいと

かわいいグッズを見てはしゃいでいる

あんな頃もあったなーと考えていると

「挑戦しないで後悔するより

当たって砕けた方がスッキリするよね」

あぁ そうだよね

それにチョコ食べたいしな…

今年はいろいろと挑戦する年にしようって

神様と約束したしね

…自分が食べたいの作って

ついでにあげるのもありだよね?

そう自分に言い聞かせ

バレンタインコーナーへと足を向けた








「小さな勇気」

1/27/2025, 9:12:53 AM

君の驚いた笑顔が見たくて

君の嬉しそうな声が聞きたくて

どうすれば喜んでくれるのか

いつもいつも考えているんだ

全ての日がサプライズとはいかないけど

アリスのように

何でもない日を祝ってもいいよね?

僕にとっては毎日が記念日なんだ

君と居られるというだけで

全てが輝いていく

僕を幸せにしてくれる君に感謝してるんだ

本当はね

毎日君にプレゼントを渡して

お祝いしたいんだけどね

でもそれだと飽きちゃうでしょ?

だから忘れた頃にサプライズするんだ

君と嬉しいを共感できるように







「わぁ!」

1/26/2025, 9:13:10 AM

全ての生命は時を廻る

記憶は埋もれているだけで

その全ては御魂に刻まれている

刻まれた業を償うために

定められた宿命を達成するために

何度も何度も繰り返す

その生に絶望しても

自らその灯火を消してはいけない

それはどんな罪よりも

重く永く刻まれる

生命を持って産まれたものは

絶対になにかの犠牲の上に在ることを

決して忘れず

心の隅でいいから

全てに感謝して生きなければならない

己を含め軽んじていい生命は

決してないし

未来永劫 繰り返し繰り返し

何かしらの生命として産まれ落ち

生きていかねばならないのだから







「終わらない物語」

1/25/2025, 7:37:08 AM

知っているのよ

都合のいい女だってことは

それでも私は貴方に微笑むの

だって貴方が戻る場所は

私の所しかないから

違うわね

私が貴方から離れられないのよ

だから貴方が私にナイショにしてる事

全て知らないフリしてあげる

だから必ず

私の所に帰って来て







「優しい嘘」

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