今すぐにでも逢いに行きたい

ただ隣で貴方の事を見ているだけでいい

言葉を交わさなくても

貴方の温もりを感じられれば

それだけでいいの

忙しいのはわかっているから

笑顔が見られるだけで

元気な声が聞けるだけで

私は幸せなの

だから今すぐにでも

あなたに逢いに行きたい







｢あなたの元へ｣

自分の見ている世界は

ほんの少しでしかない

地図の上でも針の穴にも満たない世界

その中で知った気でいる

愚か者が私だ

SNSで繋がって

とても広い世界を見た気でいても

結局は見えないくらい小さな点を

覗き込んでいるだけ

地球中を飛び回ったとしても

知らない世界は広がっている

それでも

未知の領域を見たいと

切に思う






｢まだ見ぬ景色｣

夢は夢

泡沫の幻

どんなに手を延ばしても

どんなに足掻いても

掴めるものは僅か

その手に引っ掛かって気付けるのも運命

過ぎ去ってから気付き振り返り立ち止まる

刻と運命の歯車は

無情にも廻り続ける

夢を掴みたいならば

全神経全感覚を

そこに費やし振り向くなかれ

ただ夢物語で終わらせるなら

微睡みのなかで笑っていればいい








｢あの夢の続きを｣

何気ない言葉

何気ない行動

意図してでなくても

自然と出てくる振る舞いや言葉が

本当に嬉しくて

荒んだ心が暖まる

周りの人たちが

少しでも笑顔でいられるように

いつでも気遣いができる

そんな人間になりたい







「あたたかいね」

風は視えなくても

有るのはわかる

心地よい風 冷たい風 強風 暴風

様々な姿に変え

私たちの生活に関わっている

だからこそ喩えにも風は多く存在する

私を取り巻く環境は

少なくとも穏やかではないだろう

逆風とまではいかないが

いつ荒れるかわからないギリギリという感じだ

少なくとも

今の状況が続けば

雨風さえも凌げなくなるかもしれない

重い腰を上げれば

ささやかながらも

背中を押す風が吹いてくれるだろうか






｢追い風｣