上を向いて空を見る
星が降ってきそうな程の快晴の夜
冷たい空気に放たれる吐息が
白くなり上へと消える
雪は降って欲しくない
だけどクリスマスの夜は
少しだけでも降ってくれないかな…
忙しい貴方が少しでも
雪で心が癒されるように
ホワイトクリスマスが
私たちの最高の思い出になるように
「雪を待つ」
愛ってコップに水を入れてくみたいよね
少なければ勿論満たされないし
多すぎれば溢れて行き場を失う
安全なもの(愛)ならいいけど
毒(憎しみ)や危険なもの(偽りや殺意)なら
それは間違った方向にいってしまったり
コップが傷つき割れてしまったり…
どんな愛でも同じこと
家族に対しても友人に対しても
それぞれの形があり器がある
見極めてきちんと満たしていかないと
愛は時に危険なものへと変化してしまう
受け取る側にも与える側にも
同等の対価があるのが
愛情というものではないだろうか
「愛をそそいで」
貴方と私
永遠に心を重ねる事はないでしょう
お互いが好きだとしても
それはあってはならない恋心
どんなに大切でも
どんなに会いたくても
許されることの無い想い
密かにこの胸の奥に秘め
気付かれることなく
貴方の影で切り裂かれ
それでも求めてしまう想い
偽りのペルソナで覆い隠して
今日も私の心は
貴方を求めてただ彷徨う
「心と心」
私にとって貴方は特別なの
だけどそれは秘めてないとダメなんだ
貴方はそんな私の想いも知らないで
優しい言葉を掛けてくる
「特別になりたいな」
貴方の言った一言は
多分何の気なしに言ったのよね
だってそれからもいつもと変わらないんだもの
だから私も
必死になっていつも通りにしてるのよ
本当に貴方はズルい人よね…
「なんでもないフリ」
友だちとは違う
家族とも違う
同じ目標を持って
互いに認め励まし
共に歩む者のこと
残念ながらまだ
そのような者との出会いはない
同じ部活の友人たちは
仲間と言うには決意や団結は
緩すぎていたと思う
多分私は
本当の意味での仲間には
出会うことなく終わると思う
「仲間」