貴方が私に興味が無いのは知ってるの
私だってちょっといいなーってくらいだわ
でもどうしてかしらね
いつの間にか貴方の姿を目で追っているのよ
四六時中考えている訳では無いわ
視界に入ってくる貴方がいけないのよ
わかってるわよ
これ以上熱を上げてはいけないって
だから
私から貴方の前から消えるわね
貴方と離れても心が壊れないうちに…
「微熱」
青い空眩しい太陽
その光景だけは何処までも
何処でも同じはずなのに
その下にある光景は同一とは言えない
文化や様式という問題ではなく
平和という観点で全く違っている
本来平等であるはずの平和は
いろいろな形で壊されている
何故他者を尊重出来ないのか
不思議でならない事だらけだ
どうか
眩しい太陽を感じて
誰もが笑顔でいられる世界でありますように
「太陽の下で」
自分んで編んでみてわかったこと
記憶力と気力が無ければ
編みきれないということ
マフラーのように
ただ繰り返し編み続けるのではなく
編み目や段数をしっかりチェックして
目を減らしたり増やしたり
途中で間違えればもうアウト
着てほしいと強く願って編まなければ
あれは無理だった
編み上がったセーターを見て
本当に安堵したものだ
遠い昔の思い出
「セーター」
結婚に夢を持ってはいけない
婚姻を誓った時は
楽しい将来を願い夢見心地でも
残念ながら現実はそう甘くない
生活習慣が違う者が共に生活するのだから
当たり前といえば当たり前なことなのだ
次々に目につく相手の粗
お互いにそう思っているのは間違いない
それでも暴力や余程のことが無い限り
その契約を不履行とする労力を使うなら
そのままでいようと妥協をする
夫婦でいようと思うならば
少なくとも感謝の気持ちを
表面上だけでも言葉にして出すほうがいい
些細なことでも忘れずに
「ありがとう」ということが
結婚の契約を長く続けていくコツと言えよう
「夫婦」
お願いだから
優しくしないで
私は馬鹿だから
そんなに笑いかけられたら
優しい言葉を掛けられたら
勘違いしてしまうから
貴方が皆に優しく平等なのはわかってる
それでも
私は必死にこの感情を
忘れようとしているのに
それなのに
そんな風に話し掛けられてしまったら
もしかしたらって
期待してしまうじゃない
もう どうしていいのか
わからない
お願いだから嫌いにさせて
それでも 貴方のことが
気になって仕方がないのよ
「どうすればいいの」