今この一瞬の先は未来
もう既に今は過去となっている
あの時違う決断をしていれば・・・
これで本当にいいのかな・・・
考えることは常に過去の事
未来は視えないからこそ考えない
視えない未来を憂うより
過ぎ去りし過去を振り返るばかりより
今この一瞬が輝けるように
精一杯命の灯火を燃やすことを考えよう
どんなに頑張っても
時間は元には戻らないのだから
「失われた時間」
大人になったら
考え方や趣味は変わるんだと思ってた
・・・おかしいな?
ゲームも甘いものも好きなままだし
なんなら思考も幼い頃のままのように思う
・・・これって私は成長してないって事?
でもこれが私なんだからいいのかな?
子どもらしい思考の方が
いつまでも若くいられるよねw
大人の仮面を上手く被って
気持ちは子どものままでいられるようにしよう
「子どものままで」
いつからだろう
貴方の姿を追うようになったのは
きっと貴方は私を知らない
遠くから見ているだけでいい
すれ違う時に間近で声が聞ければいい
貴方と同じ飲み物を買ってみるだけでいい
それだけで良かったのに
貴方は私の事を知っていたのよ
「今日は早いんだね」
って声を掛けてきてくれて
なんで? どうして?!
ってパニックだったわ
何も言えず真っ赤だったろう顔で貴方を見ていたら
「高校同じだったよね?」
・・・知っていてくれた
それだけでもう舞い上がってしまっていた私は
大きく頷くだけしか出来なかった
心の中では叫んでたんだ
「ずっと好きです!」
これはきっとずっと言えないだろうな
「愛を叫ぶ」
白き蝶よ
その翅に何を記して届けてるのか
誰に届ける報せなのか
ひらひらと舞うその姿は
嫋やかに穏やかに美しく
目を奪われる
美しい翅に載せたその幸運の報せを
どうか私の元に届けておくれ
「モンシロチョウ」
夢に視た
覚えのない景色
目の前には
やはり記憶にない人
だけど何故かとても愛しくて
夢の中の私の鼓動は
有り得ないほどにドキドキしていた
束の間の楽しい時間
不意にその人は悲しげな笑みを浮かべ
何かを言うが聞き取れず
頬を伝う涙で目が覚めた
ただの夢なのだろうけど
何故だろう
あの笑顔がいつまでも記憶に刻まれている
「忘れられない いつまでも」