凛世

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いつからだろう
貴方の姿を追うようになったのは

きっと貴方は私を知らない

遠くから見ているだけでいい
すれ違う時に間近で声が聞ければいい
貴方と同じ飲み物を買ってみるだけでいい

それだけで良かったのに

貴方は私の事を知っていたのよ

「今日は早いんだね」

って声を掛けてきてくれて
なんで? どうして?!
ってパニックだったわ

何も言えず真っ赤だったろう顔で貴方を見ていたら

「高校同じだったよね?」

・・・知っていてくれた

それだけでもう舞い上がってしまっていた私は
大きく頷くだけしか出来なかった

心の中では叫んでたんだ

「ずっと好きです!」

これはきっとずっと言えないだろうな





「愛を叫ぶ」

5/11/2024, 10:47:14 AM