理想の私?
顔が橋本環奈ちゃんくらいかわいくて、
足がナムジュンくんくらい長くて、
炭治郎みたいに勇気があって、
推しの子のアイちゃんくらい人気で、
初音ミクちゃんくらい声が良い!
あとあと、!!
って妹に言われた。
そこから先もNiziUとか、エペとか、
YouTuberとか、VTuberとか、
色々言ってたけど。
私の子どもの頃ってなにに憧れてただろ。
プリキュアとか?アイカツとか?プリパラとか?
こうみると、結構女の子してたんだな。
あ、そうだそうだ。思い出した。
妖怪ウォッチだ。
あの頃は男女関係なく公園に集まって、
バトルしたり交換したりバスターズやったり。
みんなで妖怪見えたらいいのに、とか
今日の宿題やりたくないの妖怪のせいだ、とか
あぁ本当に楽しかった。
本当に不思議だけどさ、
あの頃の理想の私は高校生の今の私だけど、
高校生の私の憧れはそうやって笑う貴方なんだよ。
ずっと思い出に閉まってたけど。
まだ、誰かオンラインになってるかな。
3DSを探しに行くとしよう。
突然の別れ。
別に、一生話さないわけじゃない。
明日からも多分教室で挨拶するんだろうな。
俺とお前は幼馴染だった。
家族ぐるみで仲が良くて、今日まで一緒にいた。
だから、
だから当然、隣にいるのは俺だと思ってた。
「恋人ができた」
そんな報告を聞いたのは、今日の放課後、下校中。
俺はその言葉がうまく噛み砕けなくて
「そっか」
なんて言葉で終わらせた。
明日からはその恋人と登下校するらしい。
俺と一緒に歩いた道をあなたと恋人は歩いて、
俺と遊んだテーマパークにあなたと恋人は行って、
なんか、俺の大切な思い出が汚されてるみたいな。
君の恋愛対象は俺の性別じゃない。
もともと、叶わない恋だったんだよ。
さっさと諦めろよ、俺。
さよなら、俺の初恋。16年の恋心。
願わくば、あなた達が幸せになってくれますよう!
恋物語といえば、
古いもので源氏物語、新しいものはsilentとか?
でもいつも嘘っぱちのフィクションの恋に憧れてた。
私は、恋に恋してた。
4歳。きっと白い馬の王子様に会えると信じていた。
9歳。担任にそんな夢は無いと現実を教えられた。
14歳。卒業式の日に告白されるのを夢見てた。
今。周りの恋の話を聞いて、泣きそうになる。
私だって、好きでいられる彼氏が欲しい。
私だって、ずっと好きでいたい。
私だって、誰かを一途に愛したい。
なんで愛せないんだろう。
蛙化現象。みんなそれを女の我儘とか言うけど。
私は本当にそれをずっと患っている。
くちゃくちゃと音を立てて食べるあなた。
サプライズと言って予定も聞かず誘うあなた。
それを断った時の舌打ち。
夜遅くにメールしてきて、返事しないと怒ってきて。
他の男と話すなっていうくせに、
あなたは私以外の女の子と楽しそうに話すんだね。
失望。絶望。諦め。
たった二文字で表せるのが、とてももどかしい。
私とあなたの1年は、
こんな二文字で終わっちゃうんだね。
さよなら。
大嫌いなあなた。
真夜中、帰り道。
バイトが終わって家路へつく。
学生は10時までしか仕事出来ないのがもどかしい。
もっと働けるのに。
真夜中と言っていいのかはわからないが、
もう空は星すら沈んでいる。
そろそろ雪の季節だろうか。
この前より日が沈むのが早くなったかも。
何はともあれ、
頑張った自分へのご褒美に肉まんでも買ってやろうと
コンビニの明かりに足を進める。
今夜の夕飯はなんだろうか。
愛があればなんでもできるかって?
難しい質問だ。
若者風に例えるなら、まじやばい。
そもそも一口に「愛」って言ったって
いっぱいあるだろう?
親から子へ向ける愛、
大好きな恋人に寄せる愛、
愛犬へ伝える愛、
この拙い文章をもっと読みたいと言ってくれる愛。
ほら、1分くらいでこんなにでる。
まあでも、
親は子のために運動会や発表会に行くだろうし
恋人とはデートに行ったり、プレゼントを買ったり。
愛犬もしっぽを振りながら君と散歩に行くだろ?
だからなんていうか、できるかどうかは、
愛の形ってやつに依存するんじゃないかな。
別に納得してくれなくたって良いさ。
これは私なりの問に対しての答えなんだから。