後悔のしない選択をしろとか言われてるけど
正直言って、無理じゃね??
それ命令される前からもう後悔してるんだわ。
でもさ、戻りたいとか思わねえかな。
なんていえばいいんだろ、
なんか、強くなってニューゲームは違くね?みたいな
結局超能力も魔法も俺達には使えないしさ。
考えるだけ損っていうか、
いや、ごめんね!
そう考えてる君の頭を否定するわけじゃないよ!
あー、なんだろ
だからなんていうか
強くなったって、記憶持ってたって
最初からリスタートだと逆に憂鬱じゃん?
例えるなら、また月曜日だ、、、みたいなもんよ
俺は運動会が嫌いだったね
確かに、小学生の俺を殺したいくらい憎んでるけど
もう一度運動会やるくらいなら
このまま後悔したまま進もうかなって
人間そんなもんっしょ
だからお前も泣くのはいいけど、
そろそろ外に出てみようぜ
なんか発見あるかも的な?
あー閉まらないけど
ここで終わりな!
長々とした文章読んでくれてさんきゅ!
きっと良いことあるぜ!!
なんだろ、好きな物食べれるとか?
あいしてる
愛してるってば!
モンシロチョウって聞くと、
保育園の頃を思い出すなぁ。
あの頃は怖いもの知らずで、
虫はなんでも触れたし、
今よりもっと外で遊んでた。
その中でも私はちょうちょが好きで、
よく追いかけながら、
公園から出ちゃって怒られたっけ。
今は勉強に追われてるけど
もうちょっとだけ見ないふりをしよう。
忘れられないこと。
いっぱいあるはずなのに、
言葉にできないから
きっと私は結構忘れているのだろう。
でも、それがなんだ。
思い出なんて、これから作りあげれば良い。
人生、楽しもうぜ。
「1年後、1年後かぁ」
帰りに寄ったカラオケで今流行りの曲を歌った後、君はぽつりと呟いた。多分、歌詞に感情移入しすぎたんだろう。いつものことだが、少々めんどくさい。
一応話題に乗ってみる。
「とりあえず、高校は卒業してるよね」
「どーだろ、私頭悪いからなぁ」
「じゃあ、また通学路が同じだったり?」
「それは良い提案だけど、私東京行きたいからさ」
「東京?」
初耳だ、と横を見ると少し悲しげな顔をした君がいた。
「どうしたの?」
「とめてくれないんだな、って」
はて、とめるとは。話を振り返ってみる。
「まさか、東京に行くのを止めて欲しいの?」
君はちょっと顔を赤くして、
「乙女心がわかってないな」
とそっぽを向いた。
1年、1年後は思ったより短かった。
色々伝えたいことはあるけど。
今送り出す彼女が、どうか幸せになりますように。
「いってらっしゃい」
「行ってきま、って何その顔!」
「顔?」
どうやら自分は情けない顔をしているようだ。
彼女はにやにやして口を開いた。
「もしかして、寂しいんだ」
寂しいよ。毎日顔を会わせてたんだから。
でも、折角の彼女の門出。
笑って送り出したい。
「なんでもないよ。手紙、待ってる」
君は1度目を見開いて、
「おう!」
と笑った