心の中の風景は8/30
もう時期秋がやってくる
思い出すのは故郷の風景
木登りして、何回も落ちた柿の木
ザリガニ釣りに出かけた近所の川
引っ越して行った初恋のあの子
あの家はもうない
あの川ももうない
あの子ももういない
心の中の風景は
どこか悲しく懐かしく
その風景は風に乗って
来年のあなたに届くであろう
夏草8/29
「夏草や兵共がゆめの跡」
そんな言葉があるが、この意味は、兵士が戦っていた戦地には、今は夏草が茂っている。
そんな意味らしい。
そして私は、今は夏草が茂る草原に寝転んでいる。
ただの凡人がここにいた、私はそう、誰かに知ってほしかったのかもしれない。
ここでも兵隊共が戦っていたのだろうか。そう思いを馳せ、夏草の匂いをいっぱい吸い込む。
ここで一言
「夏草や凡人共がゆめの跡」
ここにある8/28
ああ、なんてことをしてしまったんだ。
いつかの誕生日、おばあちゃんからもらった熊のぬいぐるみ。
今はもうズタズタのボロボロだ。首のスカーフも見る影もない。
見ているだけで辛くなる。
友達の犬に噛まれたのだ。しょうがない。
でも辛い。嫌になってきた。いっそ捨ててしまおうか。
でも、あの時のくまちゃんは、いつだって、いつも、
ここにある
こころにある
あの時のくまちゃんは、いつだって、何があったってここにあるから。
素足のままで 8/26
君が転校してしまう。知ったのは、前日のことだった。
その日僕は、あなたに手紙を書いた。
何回も何回も、書き直した。
夏休み前最後の日、君が転校する日だ。
やばい!手紙を忘れた!!
放課後を知らせるチャイムがなったと同時にすぐに家に突っ走った。
靴を脱ぐのさえじれったかった。
手紙を手に取ると、僕は駅へ走った。
運動音痴な僕が、必死で走った。
素足のままで
駅に着いた時には息絶え絶えだった。
それでもなんとか階段を上り切り、ホームへと急ぐ。君がいた。
手紙を手渡す。
息切れしながらも頑張って言った。
「ずっと前からす、す、好きでした!!」
彼女はニコッと笑って、
「私も」
と言った。
足裏の痛みなど、どうでもよかった。
もう一歩だけ 8/26
「がんばろうよ!ここまできたんだ!」
友の声がする。俺らは、新たな生存可能な星を探すべくあてもなくこの宇宙を彷徨った。
もう地球から何光年離れただろう。今更地球に帰ったとて、俺らを覚えている人はいるのだろうか。
なんで宇宙に飛んでったのか、今や意味がわからない。
新しい生存可能な星、
そんなの、ありもしないって、心のどこかで知っている。
今からでも引き返すべきか。
友が口を開く。
「お前、言っただろ?2人で歴史に名を残そうぜって。」
そうだ、幼い日の俺らはそんな馬鹿げたことを言っていた。でも、その野望が絶望の淵から救う事もあるんだ。馬鹿にしちゃぁいけない。
もう1歩だけ、進んでみるか。
夢見た星を、見てみるか。