「月に願いを」
「月が綺麗ですね」
満月の深夜で僕は君に話しかけた
月明かりが海の青さをまた輝きをまして
黒と青が混ざり輝いていた
君は僕の言った月の言葉をまだ知らない
願いを込めて
勇気を持って
「青い月も、見れるかもしれませんね」
ボソッと君が言った
僕の反応を見るかのように
月明かりに照らされた君の笑顔は
今でも忘れられない
その後僕と君はどうなったのか……
答えの分からない方が色んな想像が出来る
君は僕に無限の想像力を教えてくれたのかもしれない
それか……
ただからかっただけだったのか……
君の気持ちは……
分からないからこそ
そのままの君でいて欲しい
月に願いを込めて今日も海を見る
「降り止まない雨」
1本の煙草に火を灯して……
僕は降り止まない雨を見ていた
好きな音楽を聴きながら
昼に君が迎えに来る
それまでに煙草をやめないと
また匂いで吸っているたことがばれてしまう
友達はこう言った
あの子と結婚するために煙草はやめた
僕も煙草をやめたら君と……
君はいつも
「また煙草吸ってたでしょ!」
こんなことを何回も……何年も……
「あなたの煙草の匂いなら……好きだなぁ」
最後の言葉は小さくて聞き取れないふりをした
降り止まない雨の中
雨の音を聴きながら僕は車の中で話しをした
「また明日」
君のあの日の言葉を今では忘れてしまった
車の交通事故似合った僕は記憶を全て
なくなってしまった
楽しい事も
悲しい事も
寂しい事も
怒れた事も
嬉しい事も
心にぽっかり穴が空いてしまった
お見舞いの人たちも全員赤の他人にしか見えない
どーして僕なんかのために……
君は……
毎日決まった時間に面会に来る
帰る時に「また明日」
笑顔で扉を閉める
この空っぽの心にポカポカ
暖かい……
この気持ちはなんだろう
「愛を叫ぶ。」
「愛を叫ぶ。」っと
よーやく小説書けたぁ
でもなぁ……ちょっとあそこの文章
おかしくなかったかな
うーん……
コンクールにだしても恥ずかしいことは無いけど
これからの僕の夢に1歩踏みだす
大切な小説だから
結果ももちろん大切
大変な事なんて百も承知
でも人間って好奇心には勝てない生き物
いつか君の事も書きたいなぁ
見守ってくれてると信じて
僕は前に進むよ
「忘れられない、いつまでも」
僕には忘れられない気持ちがあった
まだ幼稚園の頃に見た綺麗な月の輝きを
何故かあの時の月が1番に綺麗だと思った
でも大人になるにつれて
世間の目や現実の大変な毎日で
いつからか
忘れてしまった……
君の隣で涼むまだ梅雨も来てない
春と夏の間の暖かい日
満月の日に僕はあの頃を思い出した
「月が綺麗ですね」
ぞホット言った僕の声を君に聞こえていたのかは
分からない……
そっと僕の方に寄り添った君は……
どこか照れていた