涙の跡

目が真っ赤になって
瞼が大腫れして
瞳が少し濡れている

隣に居させてほしい
ぼくが言葉を放つ必要はない

きっと何か辛いことがあったのだろう
きっと何かできなかったことがあったのだろう
きっと何か許せないことがあったのだろう
それはぼくが介入することではない

涙の跡が君の歩む力になるまで
君の隣に居させてほしい

半袖

半袖
それは二の腕の誘惑
それはふくらはぎの誘惑

見えないところが見えてくると欲が出る
見せたい 欲
見られたい 欲

でも私にはそんな欲はない
ただただ暑いだけの現代に
そんな欲を撒き散らしていたら
熱中症になる

は？「熱中症」をゆっくり言ってみて だと？
マジで熱中症舐めてたら痛い目見るからな！
ちゃんと日焼け対策と水分補給忘れるんじゃないぞ！

もしも過去へと行けるなら

申し訳ないが馬に懸ける

True love

真実の愛
直訳しただけでは味がない

夏目漱石は
「I love you」を「月が綺麗ですね」と訳した
ならば「True love」も月に関連する言葉を使って訳するのだろうか

「月の満ち欠け」だろうか

またいつか

またいつか、か
そう言って別れて二度と合わなかった人間が
世の中にはどれだけいるのだろう

今の人生に必要のない人間であれば捨てることは厭わないが
どちらでもない人間も、そのようにできてしまうのが私のよくないところなのだろうか

正直連絡先を一新したいくらいだ
ま、それも
「またいつか」なのだろうが