NoName

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7/10/2024, 8:20:26 AM

私の当たり前は他人とは違う当たり前。

小学生のときは校庭で遊ぶ同級生を横目に小説を書いた。
中学生のときは外で勉強をせず山に虫の観察をしに住んだ。
高校生のときには海外にいき路上のバスケットボールを自分とは違う人種の人と競い合った。

海外にいるときは人種差別も受けた。
ただ、日本に戻ったらそれ以上に
勉強ができないことを馬鹿にされた。

私は必死に勉強をして周りに追いつこうとしたが
家で勉強をしているだけでは周りとは
何かが根本の部分がズレている気がした。

私は勉強をやめた
馬鹿にされたことを馬鹿にした
社会の円に入れないことを受け入れた
社会の交換道具を捨てた
当たり前がかけ離れたのが悪かったのだろう

7/6/2024, 10:23:09 AM

人生で友と呼べる人物は一人だけだった

その友は自分より勉強熱心で家族想いで
他人にとても優しかった

そんな友も不良やいじめてくる者には
とても怖い一面もあった

工業高校だったこともあり
就職者のほうが多く大学にいくものは少なく
僕らはどちらも就職した
会社に勤めるのは大変で友とは会わなくなった

成人式に久しぶりに友に会う機会が訪れた
1年前仕事辞めてしまった僕は
1年ぶりにスーツは少し小さい
2年ぶりに会う友と会いお互いの話をした

友は喫煙者になり酒飲みでHIPHOPを聞き
ピアスを着けていた
友は昔とは変わった姿だった
驚きはしたが思いだせばその片鱗は
学生時代にみえていたのかもしれないと気付いた

友と別れを告げた帰り道
変化がない自分の顔を殴った

7/5/2024, 10:41:12 AM

 疲労した帰り道、腰と首が曲がっていた
風を切る飛行機の音がして空をみた
そこには昔、UFOに見間違えた明かりが
チカチカとしていた
ただ、それしか空にはなかった
空にある光を最後にみたのは何年前のことだろう

エジソンやテスラらが新時代を創った
その発明は世界中の人々に
おおきな影響を及ぼした
家にそれを通せば火を使わずに
安全な明かりを灯せるようになった
だが、それは光を妨げた

50年後か100年後には地球上から
夜に暗い場所は無くなるだろう
その前にもう一度
いや
目に焼き付くまで光をみておこうと
疲れた体で明かりがないところに向かった

7/5/2024, 2:06:41 AM

【神様だけが知っている】

祖母の家が建っている山には寺がある
そこには墓たちが存在する
裏側の山道には地蔵がお出迎えするように道にそって並んでいる

10年後
都会に上京した家の周囲500メートルの範囲に3つほど神社がある
1月1日になると家族で神社にお祈りをした

何年もお祈りした
恋は実らず
頭はよくならないし
人の争いはなくならない
不幸なことだってたくさん起こる

行動の先にしか夢はない
とうに気づいてた

なのに
人が落としたゴミを拾った
人を恨むことをやめた
人に親切にした

悪の行動を怖がった
だれかに見られている気がした