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7/24/2024, 1:50:19 PM

カチャ キィィィーーーッ
「ただいま〜。…って今は誰もいないんだった。」
(つい、いつもの癖でまた言ってしまった。)
キィーッ! バタンッ
「はぁ、今日も疲れた。ベッドベッド…」
(私は中学1年生だ。だから当たり前のように学校に行く。別に今日、特別な事があったわけでも、いじめられているわけでも無い。ただ、゙当たり前゙に呆れているだけだ。)
「ヨイ、しょ………、」
(今日も当たり前のように朝起きて、準備を終えたら出発して、学校について、教室に入って、授業や休み時間などを終えて、家に帰るために歩いて、帰ったら課題を終わらせて、準備を終えたら寝る。そんな何も変わらない毎日に、…飽きていた。)
「……………、」
(そして、゙普通゙にもだ。
成績も普通。性格も一般人で普通。身長も体重も平均的で普通。生活面でも普通。親も普通。いじめ関連も無し。絵やスポーツもある程度しか出来ない。特徴も特に無し、あるとすれば存在が薄いくらいだ。何か悪いことをやってきたわけでも無い。なのに……
なのに、どうして?
そんな当たり前が、
普通が、
毎日が、
私が、
嫌いだ。)
「…羨ましい。私にも才能があれば……、」
「よかったのにな。」



「起きなさーい!!大遅刻わよっっ!!!もう、最近のあの子は…!」
「ん、おはよ…。って聞こえないか。」
ムクリと起き上がる。
(今何時だ…授業にさえ間に合っていれば)
「………、9時41分、?」
(…やばい。急がなければ。9時には授業が始まるっていうのに。)
急いで下に降りる。
「はぁ、やっと来たわね。送ってってあげるから、はやく準備しなさい!」
「あ…うん、ありがとうお母さん。」
急いで準備を終わらせ、家を出る。
「いってきます。」
(また癖が…いや、今はそんな事言ってる場合じゃ無い。)
キィィィーーーーーッ バタンッ
ゆっくりと扉が閉まる。
「速く乗って、ほらっ。」
(先に開けてくれたんだ…。)
「うん、ありがとうお母さん。」
「はいはい、さっきも聞いたわよ。」
ブウゥゥゥゥゥゥゥゥンン………


「行ってらっしゃい。」
「行ってきます。」
バタン
勢いよく閉める。
タッタッタッタッ
(急げ、急げ急げ急げ。
最近は遅刻ばっかりだ。…まぁ、これで普通から抜け出せた。………なんちゃって。
普通からは、そんな簡単には抜け出せないに決まってる。いや、当たり前か…。
当たり前………)
(そんな事を考えている間に、目の前に教室があった。)
(…入りたくない。けど、)
教室の扉に、手を出す。
ガラガラガラッ…、
椅子に座っている皆が、こっちを向く。
(…)
「また遅刻か?いつになったら辞めるんだ。」
(うるさい。文句なんて聞き飽きた。)
「最近のお前は遅刻してばっかだな。楽しいのか?楽しくてわざとやっているのか?」
(うるさい、うるさい、黙れ。
わざとじゃないに決まっているだろう。何でいちいちそんな事を聞くんだ?
言わないと気が済まないのか?)
「……おい、聞いているのか?お前に怒っているんだ、ちゃんと話をk」
「はい、すみません。次からも気をつけます。」
(聞いてやってんのに、聞いてないと思うの辞めろよ。言ったら言ったで、どうせ起こるのに。)
「チッ…たく、次からは反省文書いてもらうぞ。」
「分かったな?」
(面倒くさ。)
「…はい。分かりました先生。」
「はやく座れ。…授業を続けるぞ。」
(はぁ…、そっちこそ、いちいち文句なんていうくだらない事言うなよ。時間が勿体無い。
言うなら心だけにしとけ。)
「はぁ……。」



キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン
「はぁ、やっと休み時間だ。さて、来るのを待つか…。」
(私には唯一、一人の友達がいる。友達は別のクラスで離れているが、私から行く勇気がないので、来るときは相手から来てもらっている。)
ガラガラガラッ
「…!来た…!」
コツコツコツコツコツ
廊下に出る。
「遅くなっちゃったかな?だとしたらゴメン!次はもっと早く行くねっ!」
「ううん、そんな心配なんかしなくても…遅くなんかないよ。だから、もっと早く来てもらっても授業やってると思うし…。後、いつもありがとう。」
「えへへ、そっかぁ!こちらこそありがとう!
…じゃあ、図書館行こっか!」
「ふふっ、うん!」
コツコツコツ………
「ねぇ、そういえばさ。何で最近、出会い頭に謝るの?少し前まで気にしてなさそうだったのに。」
「うぇっ!?え〜っとーー、うーん。言っちゃっおっかな〜。」
「え?」
「…えっとね!最近、顔色が悪いみたいだったから、自分が悪い事がしたのかなって、思ったの。だからさ、謝ってたんだけど…、違ったかな?だとしたらゴm」
「悪い…事、!…してないよっ!大丈夫!後、顔色悪かったんだね。気づかなかったよ。ありがとう!生活習慣を見直して見るね。」
「そう、なの?ならよかったけど…、もし!無意識に無理をしている可能性があるのなら、いや、無くても!少しだけでも休んでね!休むって大事だよ!」
「そうだね。少し、休む事を心がけてみるよ。」
「えへ、よかった!」
(…何で顔色が悪いって思われたんだろう?私そんなに顔に出やすいタイプだったっけ?いや、そんなわけない。他の皆にも、私も分からなかったのに、何で…。」
「ふぇ?」
(しまった。いつの間にか口に出てしまったみたいだ。どうしよう…!正直、恥ずかしい…。)
「何でって、当たり前じゃん!」

 「友達だから!!に決まってる!」

(あ…、そっか…。友達といると、こんなにも、)
「…うん!ありがとう!!」
(嬉しくて、楽しいんだっ!!)

fin.






あとがき

中途半端で終わらせてすみません(> <)꜆꜄꜆꜄꜆
途中で力尽きました!( ᐛ✌︎)ピーs((殴
最後まで読んで頂き、誠にありがとうございます!!!!!嬉しすぎます!!!!!!!
本当にありがとうございます!!!

by 作者