あの日の温もり。
あの昼は暖かく、ポカポカして楽しいお昼だった。
でも今は空は明るいのに暗い夕方。
何かしたわけでもないのに押し潰されそうになる罪悪感。
人の目線が何もかも怖い。
昼は人の目線もただの好奇心によるものだ。と判断出来たのに
今ではただの恐怖対象だ。
夜は幾分怖いがポカポカ温まる。
ほっと息をついたりはっと息を吐ききしたり様々な夜だ。
別に気分で文章を打ち込むが、別に楽しいといった感情はなく
自分のありのままの、ストレス発散用の為に書いているから
すっとベッドに入り込んで私は寝ることにする。
きっと寝ずに凍える夜が続くと思うけど。
君の声がする。
ごにょごにょごにょ
これは、私の一日……いや、365日の話である。
いつも通り、朝起きて飯食って学校に登校したり
勉学に励んで家に帰って一息ついていると
普段、兄や父、私に誰構わず同じ空間にいる人の
悪態を付いたりする母の囁き声というか
ごにょごにょした、日本語では無い何かの声が聞こえてきたりする日が
多々あった。
私はメンタルは普通の人に比べ、雑魚かったから
耳を塞いだり、なにか対処はしようとしたが、
何も変わらなかった。
私はインターネット等を使い原因を調べることにした。
私は一つの項目に目を向けた。
それは、「幻聴」である。
主にストレスからなる……と書いてあったが心当たりはある。
私の性格上、他者からの評価に酷く敏感であると
自覚はしているのが原因だろう。
母に悪態をつかれているものは全て解決しようとしているが
すること全てに否定されるので解決しょうがないのが
問題だ。
例えば、Aが良かったのにBにしたのがいけないと言われ
Aに変更すると今度はBが良かったのにと言われる始末だ。
幻聴の対処法も分からないので、
本当は長時間つけたらダメなイヤホンをつけ
音量ボタンをMAXに変更する。
あ、これで君の声が聞こえないや。
これでやっと生活できる。
おやすみなさい。
そっと伝えたい。
ねぇ、もうそろそろ学生はテストだよね。
そっと伝えたい。
勉強が面倒臭い!!!
課題が終わらない!!!
そんな時は!!!ゲームでもして赤点取ろう!!!
私も仲間だ!!!君一人じゃないよ!!!
社会人の貴方の気持ちとか、まだまだお子様の私には
分からないけど!!!
社会に出て、私たち学生を支えてくれてありがとう!!!
疲れた時は何もかも放り出して!!!
ゲームして遊ぼう!!!
ゲームが嫌いな人だったら、何か好きなことでもしよう!!!
人生は、まだまだあるから!!!
人生終了RTAを行わないで!!!
人生生き残った方が注目されるんだよ!!!
すぐ死んだ人なんて何も目を向けられない!!!
自分をバカにしたやつを見下すつもりで長生きしよう!!!
もうちょっと頑張れ!!!なんて言わない!!!
もう頑張ったよ!!!
諦めろ!!!なんて言わない!!!
自分のペースがあるもんね!!!
ベッドの上に一日中ゴロゴロしててもいい日はあるよ!!!
ずっと外に出て遊び散らかしてもいい日はあるよ!!!
だから!!!
休憩という言葉を実感してね。
休憩が必要な人こそズル休みっていうものがあるんだよ。
君はもう充分頑張ったよ。凄いよ。
だからね、見ず知らずの私だけど、そっと伝えるね。
今日はゆっくり休もうね。いつもおつかれさま。
ココロ。
ココロというものは様々な意味に使われるよね。
例えば、
鳩が空を飛んでいる。私の心も飛んでいるようだ。
なんて短い文でも「平和」という意味になる。
逆に真反対な意味にもなりうるよね。
彼に見放された。私の心は深海に沈んだように感じた。
だったら、「絶望」や「悲劇」なんかにもなるよね。
それだけココロという物は色んな物になりうる。
人間がいる分様々なココロの意味があるんだよ。
ココロというものは色んな感情を受けやすく、
尚且つ、繊細さも持ち合わせている。
胸を一突きされれば人間は活動を辞めるし、
暴言を吐かれれば、ココロにヒビが入る。
些細な一言でも塵も積もれば完全に破壊することが出来る。
だから、「もういやだ」って完全にヒビが入っちゃったら
もう何もすることが出来ないんだよ。
いつもみたいに、「もう大丈夫」や「逃げてもいいんだよ」
なんて言えない。私はやりたいことがあるからまだ抗う。
どれだけちっぽけな事が針となりココロに刺さっても
私はちっぽけな欲望があるから、その為だけに生きる。
本当はダメな事だけど私は馬鹿だから、好奇心を持ってしまったから、
一度やりたいと感じてしまったから、もう身には引けない。
どんな欲望でもいいんだ。直ぐに出来そうな欲望でもいいんだ。
だから、ココロを踊らせて、狂ったように踊って、
抗って、抗って、対抗して欲望に向かって笑え。
私も、今、そうしているから。
君の背中。
きみのせなかはおおきくてそんけいするよ。
ぼくもそんなきみになれるかなぁ。
なんて、ぽっと母に聞けば
「えぇ、貴方なら絶対になれるわ。」
って答えが返ってきて、凄く嬉しかった記憶がある。
だけど、今はそんなドブのついた背中を追いたくない。
僕は僕なんだから、僕の理想の背中を創ることにするよ。
そう覚悟を決めてどんどん成長していったはずなのにさ
どうしてアンタはまるで自分かのように全てを決めつける?
僕はアンタじゃない。だから、僕の意見も聞いてよ。
なんなのさ。初めて中学生になって、
部活はどれに入ろうかな?って
初めての部活で、初めて部活の友人ができるかもって
心を踊らせてたのにさ。
「貴方は運動部に入りなさい。絶対に文化部に入らないことよ」
って、……いいじゃん。別に。自由に決めたらダメなの?
他の周りの子達はずっと自分の入りたかった部活に入れて
にこにこ笑ってるよ?
しかもその理由は
「運動部じゃないと友達ができない」
……意味がわからないよ。
僕、美術部に入りたかったよ。母さん。
美術部の友人を見てると眩しいよ。母さん。
あの子、ずっと部活の友人と笑っているよ。
それに比べて僕はどうなの。僕、もう幽霊部員って
言われてるらしいよ。だって、態々嫌な部活に励みたくないもん。
ねぇ、母さん。どうしてこの前家で絵を描いてたら、
笑いながら、不愉快な発言をしたの?
「貴方、最近部活行ってないなら美術部に入ればよかったのにね」笑
巫山戯ないでよ。僕が美術部に入りたいって言ったら
あんなにきーきー猿みたいに怒鳴ってきた癖に?
今更何?美術部に入れって?
お前が言ったことだろ。知ってるか?僕の友人にも
相談したら
「それは異常だよ。頭沸いてんじゃないの?」
って、返ってきたよ。逆に恥ずかしいよ。
母さん。僕は僕なんだ。
だから、自分ができなかったことを押し付けないでくれ。
アンタに出来ないことは僕にもできないんだよ。
僕だって人間なんだよ。何でも言い分を聞くロボットじゃないんだ。
母さんのせいで、あんなに憧れてた部活が楽しくなくなっちゃった。
あーあ。
小さい頃は君の偉大な背中がかっこよく見えたのになぁ。