ふたり。
_2人なら何も怖くないね!
_2人いるなら大丈夫さ!
_2人がついてるからいける!
2人、2人2人、。
ずっと人数にこだわる。
別に2人だと確かに有利な場は沢山ある。
だが、別に2人じゃなくても良くないか?とは思う。
1人や3人だろうかしまいには大勢でも構わない。
2という数字は難しい関係もあるが親しいものも作れると
私は勝手ながらに思ってる。
関係を壊す2でも、愛に盲目になる2だってある。
まぁ、こんなインターネットを見てる私たちにそんな
明るい2なんてないが(笑)
、、、泣。
まぁ実際、2人じゃなく独りの人間なんて滅相居ないんだよね。
特別、下に見られたりしていてもそれを面白がる人間が
いるだけでもう2人だ。
決して独りではない。
独りというものは怖いものだよ。
存在を知られずに消えることはすごい嬉しいが、
実際死に際に独りだと物凄い寂しいし、
ものすごい後悔すると思う。
なぜあの時友人を、恋人を作らなかったと。
そうはならない為に人は常に温かさを求めてるんだと思う。
だから人間は必要に数字を求める。
結果を出すにしろ愛を探すにしろ皆数字に夢中。
我々、インターネットを齧っている側でも
承認欲求という物はあって、こんな穏やかな物書きアプリでも
こんな私みたいに♡が欲しくなっちゃう人だっていると思う。
いや、いるさ。絶対に。
あまり伸びなかったり、あれ反応少ないなとか
勝手に脳が数えてたり、たった1人、2人増えていても
とても嬉しくなったり、人間は単純なんだよ。
だから人間は2という数字にこだわる。
1人では、独りでは何も出来ないから。
世の中は歯車でできているなんて言葉も
信じたくなってしまうほど人間は情深いんだよ。
君と飛び立つ。
ぎぃぃぃ
この天界の入口のような青空とは不釣り合いな
鈍い錆びた扉の音がひびいた。
何もかも捨てたくなった時は僕はいつも屋上に来ていた。
そうすれば、女神様の微笑みが見えたような余裕ができたからなんだ。
いつもは独りで気分が良かったけど、今回は先客がいて
少し気まづかった。
いつも通り柵から4、5歩離れて深呼吸をする。
すぅぅ、はぁa「ねぇ、きみ」
さっき言った先客が話しかけてきた。
生憎僕は1人が好きだから話しかけられるのは想定外で
少し戸惑った。
そんな僕をほっておいて、先客は続けて言った。
「君、シにたいの?」
は?
何言ってんだって考えていることが先客には筒抜けなのか、
酷く可笑しそうに、可愛らしく天使のように微笑んだ。
「ふふ、急にごめんね」
「い、いや!だい、大丈夫!ぼ、俺は別に死にたいなんて気持ちはないよ」
先程の返事をした瞬間先客のカノジョは下を向いて目に光を宿さなかった。
その姿はまるで、
まるで、女神を親の仇にほど憎んでいるような
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎︎ 暗い顔だった。
「そう、そっか。そうだよね」
さっきの暗い顔とは程遠くまた天使のような微笑みを僕にみせた。
お互い話すことが無くなったのか、少し冷たい空気が流れている。
2人の頭を女神が撫でるように風が飛んできた。
そんな冷たい空気がやっと暖かい空気になりそうだ。
彼女が何か言いたげに潤んだ目をこちらに向けた。
「わたし、キミのことがスキって言ったら困る、かな?」
。えっ
えっ えっ えっ えっ
「俺も!俺も、君の事が、ずっと、気になって、たょ」
そう返した僕は少し不安になってカノジョをふと見ると
そこにカノジョはいなかった。
「は、?」
酷く乾いた声が聞こえた。それは僕の声だった。
酷く、屋上に独りの声が響く。
女神なんて最初からいなかったような曇り空を
独り眺める。
カノジョは、最初から、
居なかったんだ__俺が、僕が気付けてたら__。
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ #4 ︎ ︎ ︎ ︎ ︎MERY BAD END
少し古い液晶に文字が浮かび上がる。
その画面に反射するように独りの男が写る。
酷く腹を立てているような、血相を変えて画面を睨んでいる。
男の部屋には何十体、何百体とも先程のカノジョが飾られているようだ。
その中の1つは酷く脆くなってしまっているが、買い換えるつもりは無いようだ。
「なんだよ"金返せよ!俺の、俺の俺の俺の!!!カノジョを返せよ"!!!クソ"ゲー!!」
先程まで静かだった部屋が嘘だったかのような絶叫が部屋を駆け巡る。
今にも喉が枯れ裂けそうな熱愛を叫んでいる。
「カノジョと"の、2人の"!明るい未来を"!!描いていたのに、!!!!!」
「ふざけん"じゃ」ビチチチチチ
さっきの絶叫とは変わってまた静かになった。
その部屋に1人の女が電話をしながら訪れた。
「えぇ、やっと死にました。ありがとうございました。えぇ、はい、」
その場から13分が経ったころだろうか。
そろそろ話が終わりそうだ。
「えぇ、はい。本当にありがとうございました。」
︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎「女神の微笑み屋さん。」
その女は満足気にその場を舐めまわすように見て、
誰が見ても、素敵だと言える微笑みをし
部屋を後にした。
ぴきぃ
1枚の鏡が割れたことも知らずに。
波にさらわれた手紙。
_________________________
どこかの だれかへ 。
とつぜんの てがみ しつれいします 。
わたしは とあることに ついて
なやんでいることが あります 。
まいあさ たのしい きもちで
ひろばに いくと なぜか わたしの
せきには こびんに はいった
きれいな おはなが あります 。
わたしは なぜか わからないけど 、
すこし かなしい きもちに なります 。
なんだか ひとりに されているようで
むねが きゅーっと なにものかに
つぶされているような へんな きもちに なります 。
これは なにかの びょうき なのでしょうか ?
そんちょうさんに きいても 「わからない」と
いわれてしまう かぎり です 。
そして まだ なやんでいる ことが あります 。
わたしの おうちを でると 、
かならず おうちの まえに あなが あって
そとにでたいときに でれない ことが
なやみ です 。
ですが 、さいきんは ひとりに されることも
あなが あることも じゅうにんの みなさんに
むしされることも なくなってきました 。
ですが 、そんちょうを さいきん みかけません 。
どこかに りょこうに いかれたのかなと
わたしたちは かんがえています 。
そして なやんでいること 、
ばかりじゃないんですよ 。
わたしの すんでいる むらは ももが
とっても おいしいんですよ 。
わたしの てがみを よんでくれた 、
おれいに これを おくります 。
たまには帰ってきてもいいんですよ わたしより 。
_________________________
➖すてる
X おきにいり
B もどる
▷ A プレゼントをもらう
▶ ➖すてる
X おきにいり
B もどる
A プレゼントをもらう
隠された真実。
私は皆、隠された真実というものが少年、少女時代にあったと思う。
さてここで突然問題だが、
Qサンタクロースの正体は?
…勿論身近な存在だろう。
所謂これも子供騙し、子供を大人しくさせるための
"隠された真実"という訳だ。
皆が正体に気付くのはきっとだいたいは小学生後半だろう。
だが、私は違った。
私は中学生になったばかりの中学一年生で理解してしまったのだ。
そして私の小学生時代のクラスメイトはなんとも手厚く、
実にお有難いフォローをかけてくれた。
12月を超えると大体の子達はプレゼントが何か自慢し合うだろう?
私のクラスにも勿論その自慢大会はあったが、
皆、純粋な子がもし居て自分が夢を壊してしまったら?
ということを考え、誰から貰ったかは言わずプレゼント内容だけ自慢しあっていた。
本当に有難いな。
そして気が付けば中学生になっていた。
新しい門をくぐり楽しい気持ちだったがその気持ちも束の間、
また、あの自慢大会がきてしまったのだ。
ご察の通りそこで私は知ってしまった。
中学校となれば優しい心の持ち主のクラスメイト達とは違い、
自分の私利私欲で生きている人も勿論いる訳で、
まぁ、そこで普通にネタばらしされたよね。
家に帰ってから真っ先に父親に確認した。
🟩「お父さん、サンタクロースなの?」
そう連絡してから数分後、
⬜️「え、そうだよ?」
私は絶句した。こんな薄汚いハゲが私のサンタクロース!?
そう思う気持ちと同時に私は新たなことに気が付いた。
(…じゃあ、遠慮しなくていいってこと?)
そう、私は優しいサンタクロースがいると思っていたから
欲しいゲーム機があっても、身近な物を頼んでいた。
そこからは私の自由だった。
欲しいゲーム機があれば、クリスマスに
「サンタクロースなんでしょう?私いい子だよね」
と言い、買ってもらっていた。
そんな嬉しい時間だったが、私が言いたいのは
友人に暴露され、その真実を知らなかったという無知から羞恥心を感じることもあった。
だから、せめて、小学4年生になったら教えてあげてね。
「「サンタクロースは身内の人だよ!!!!」」
冒険。
ある日、私は友人と学校から下校していた時の話だ。
蒸し暑い中私はその友人とちょけながら帰路につこうとしていたのだが
私たちの友人関係が崩壊しそうな出来事があった。
友人「ねー、いつになったら冒険するん?」
私「は??」
急な出来事でつい口が悪くなってしまったが、
その唐突な話題について聞いた。
そしたら、
友人「いや、だってさお前お子ちゃまやん」
私「は??」
理由を聞いたら急に貶された私だがさらに問い詰めると
友人「お前食いもんについてなんも冒険せえへんやん」
…確かにそうだが
友人「お前ス〇ロー行っても同じメニューしか食わんやん」
……。
いや、だがお子ちゃまとは違うだろ。
好みがあるだけで別にガキじゃあるまいし、そんなこと言われる筋合いもない。
友人「お前偏食やん」
私は偏食じゃない。と思う。
ブロッコリーは好きだが焼いたブロッコリーが嫌いなだけで偏食とは程遠い。
とにかく食の冒険は怖いことだらけだ。
だから今度ス〇ローに父親を連れて白子でも食うか
無理だったら父親の皿に置けばいいしな。