気分屋の愚痴作家

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隠された真実。


私は皆、隠された真実というものが少年、少女時代にあったと思う。

さてここで突然問題だが、



Qサンタクロースの正体は?



…勿論身近な存在だろう。

所謂これも子供騙し、子供を大人しくさせるための

"隠された真実"という訳だ。

皆が正体に気付くのはきっとだいたいは小学生後半だろう。

だが、私は違った。

私は中学生になったばかりの中学一年生で理解してしまったのだ。

そして私の小学生時代のクラスメイトはなんとも手厚く、

実にお有難いフォローをかけてくれた。

12月を超えると大体の子達はプレゼントが何か自慢し合うだろう?

私のクラスにも勿論その自慢大会はあったが、

皆、純粋な子がもし居て自分が夢を壊してしまったら?

ということを考え、誰から貰ったかは言わずプレゼント内容だけ自慢しあっていた。

本当に有難いな。

そして気が付けば中学生になっていた。

新しい門をくぐり楽しい気持ちだったがその気持ちも束の間、

また、あの自慢大会がきてしまったのだ。

ご察の通りそこで私は知ってしまった。

中学校となれば優しい心の持ち主のクラスメイト達とは違い、

自分の私利私欲で生きている人も勿論いる訳で、

まぁ、そこで普通にネタばらしされたよね。

家に帰ってから真っ先に父親に確認した。

🟩「お父さん、サンタクロースなの?」

そう連絡してから数分後、

⬜️「え、そうだよ?」

私は絶句した。こんな薄汚いハゲが私のサンタクロース!?

そう思う気持ちと同時に私は新たなことに気が付いた。


(…じゃあ、遠慮しなくていいってこと?)


そう、私は優しいサンタクロースがいると思っていたから

欲しいゲーム機があっても、身近な物を頼んでいた。

そこからは私の自由だった。

欲しいゲーム機があれば、クリスマスに

「サンタクロースなんでしょう?私いい子だよね」

と言い、買ってもらっていた。

そんな嬉しい時間だったが、私が言いたいのは

友人に暴露され、その真実を知らなかったという無知から羞恥心を感じることもあった。

だから、せめて、小学4年生になったら教えてあげてね。


「「サンタクロースは身内の人だよ!!!!」」

7/13/2025, 2:02:56 PM