〔感動する音楽を・・・〕
私は音楽が好き。
音楽は、人見知りな私でも想いを伝えることができるから。
もちろん上手な方がいいに決まってる、けど、こんな私の演奏でも感動してくれる人がいるなら、、、
私はあなたにこの音楽を届けたい。
#あなたに届けたい:18
〔キョリ〕
-貴方の隣にいたいのに。
いれない。
もどかしい。
今、貴方は私の隣に座っている。
けど会話は無い。
授業中とはいえ前は先生の目を盗んでおしゃべりとか
してたのに。
物理は好きだけど得意じゃない。
だけど貴方が隣だから、教えて欲しいから、
他の科目と違って家でもよく予習をした。
貴方が楽しそうに目を輝かせて教えてくれるのを期待
しながら。
物理的距離はたった25cm。
だけどいつしか心理的距離は数mに。
また今日も貴方とのキョリを求めてる。
#I love…:17
〔色眼鏡〕
「○○って優しいね」
この一言で自分のステータスに“優しい”の文字が追加される。
まわりから“優しい人”として認識されると、
元は心からできていた親切もいつの間にか強制になる。
優しさって人に求めちゃいけないんだと思う。
けど、自分が心細い時、不安な時、
必要とするのは他人のあたたかさ。優しさ。
相手の辛さもわかっているはずなのに。
弱いな、自分。
#優しい:16
〔進化(?)〕
私の部屋には遮光カーテンがある。
昔は真っ暗でなんにも見えなかったはずなのに、
今は机の上にあるものもしっかり見える。
遮光カーテンが弱くなって光に負けたのかな?
私の目が進化して夜目がきくようになったのかな?
そんなことをぼんやり考える深夜。
#ミッドナイト:15
〔ルーティーン〕
AM7:50。
学校に間に合うにはギリギリの起床時間。
飛び起きた私はまずスマホを持ち、LINEを開く。
ピン留めしてある彼のトークを開けると、
“おはよう”のスタンプを選ぶ。
—今日は晴れてるから太陽のやつにしよっかな…
けど眠い日だからお布団のやつにしよっかな…
時計で見るとたった数秒だけど、
私の脳みそはフル回転で考えている。
急いで支度し学校へ。
彼からの返信があるのは丁度1時間目が始まる時間、
AM 9:05。
朝が弱いので大体遅刻してくる。
けど休むことはほとんど無い。
律儀なところも彼らしい。
休日でもあまり変わらないが、お互い忙しいとどうしてもおはようLINEができない日もある。
そんな時はつい何度もスマホを確認してしまう。
そして、PM 11:15
眠くなるとほんのちょっとLINEで会話して、
今度は“おやすみ”のスタンプを送る。
彼を応援する気持ちと、
休んで欲しい気持ちと、
また明日会いたいなっていう気持ちを、
右手の親指に込める。
このルーティーンがいつの間にか始まってから、
知らぬ間に一年以上経っていた。
LINEの検索から日付を見るとかれこれ16ヶ月は連続でLINEを続けている。
もうこの日常から抜け出すことはできないな。
だって、こんなにも幸せなんだもん。
「また明日ね、おやすみ」
#安心と不安:14