1/18/2025, 10:06:56 AM
私の手の中にあるまっさらなノート
かわいい表紙、机の上には色を合わせたペン
今から私はこれを自分色に染める
全部のページが埋まる頃には宝物になる
文字という星を紡いで、まるで宇宙みたいだ
1/17/2025, 10:11:09 AM
風のいたずらが
あなたとの思い出を攫っていった
これをきっかけに
あなたのことをひとつひとつ忘れていくんだろうな
思い出そうと努力することもなくなった日
私はどんな顔をしているんだろう
1/16/2025, 2:42:07 PM
あなたの目から零れ落ちた透明な涙は
水溜まりの一滴となり
まるで鏡のように私を映すの
なんとなく、あなたに見透かされてるようで怖いわ
12/1/2024, 10:19:47 AM
あなたの近くにいたくて努力したのに、
隣にいるあなたを見ると、
なぜか以前よりもずっと遠くに行ってしまったような気がするのです。
また離れたら、
今より近くに感じれるのでしょうか。
その手に触れることができる日はいつか来るのでしょうか。
あなたの存在すら幻だったらいいのに。
幸せな夢であったならよかったのに。
現実であるあなたは何も知らずに私を見ているのですね。
結局離れることはできずに。
この感情を呑み込んで。
私は今日もあの人の隣で。
何も抱いていない振りをして笑うのです。
8/2/2024, 10:25:27 AM
窓が開いた瞬間、心地よい風が病室に流れ込んでくる。
少し熱の篭った室内の空気が入れ替わって、肺を新鮮な空気を満たしていく。
横にいる彼女は眠そうに欠伸を零した。
私の視線に気付いた彼女は、慈愛に満ちた目で私を見つめた。
「早く外を冒険したいね」
この世に生を受けて間もない私には、今はこの建物の中が世界の全てだ。
流れ込んできた風は初めての外からの干渉である。
風とはこんなに心地良いものなのか。
外にはどんな世界が広がっているのか、楽しみだ。