8/2/2024, 10:25:27 AM
窓が開いた瞬間、心地よい風が病室に流れ込んでくる。
少し熱の篭った室内の空気が入れ替わって、肺を新鮮な空気を満たしていく。
横にいる彼女は眠そうに欠伸を零した。
私の視線に気付いた彼女は、慈愛に満ちた目で私を見つめた。
「早く外を冒険したいね」
この世に生を受けて間もない私には、今はこの建物の中が世界の全てだ。
流れ込んできた風は初めての外からの干渉である。
風とはこんなに心地良いものなのか。
外にはどんな世界が広がっているのか、楽しみだ。
7/31/2024, 4:42:28 PM
隣に誰かがいてもそれは幻でしかないの。
幻に惑わされて嘆く様は哀れだわ。
だから、私は最初から最後まで一人でいたいの。
7/30/2024, 12:44:15 PM
貴方の澄んだ瞳を覗くと、
その中にいる自分はとても醜悪に映っていて、
貴方に魅入られると同時に自分が嫌いになるのです。