10/2/2025, 12:28:26 PM
夕刻、1人縁側で心地良い陽の暖かさ秋の涼しい風を
うつらうつら感じ貴方の帰りを待つ。
葉が風に揺らされざぁと自然の風鈴が秋の香りと共に
私を包んで「もうお眠り」と優しく囁く様に風が頬を
心地よく撫でる。
すると
ざっ、ざっと私だけが分かる足音が遠くから聞こえる
瞼は更に閉じる力を強く眠気の波と足音は程良く
安心と遠い足音が私を眠りの世界に運ぶ
3/20/2025, 9:47:25 AM
自分が自分じゃない感覚子供の頃無邪気だった私、今では常に何かに怯えそれを隠して生きる。
笑えない、泣けない、どの感情が本当なの?本物の私は何処?
7/1/2024, 3:40:35 PM
貴方を考えるだけで心が満たさせる
教室の端で窓越しの貴方を見つめる
この恋を隔てる一枚の硝子板を挟んで
6/27/2024, 11:26:25 AM
それは突発的だった
深夜、明日も早いからと布団に入りかけた時
体が突発的に動いた
財布とスマホだけ持って家を出る
普段人が多い通りも見る影も無く静寂としている
私は兎に角歩いた
行くあてもないが歩いた
明日は仕事だが今はどうでも良くなっていた
暗い駅に辿り着く
暗闇の中に灯りが一つ見えた、タクシーだ
私はタクシーに近づきドアが空くや否やタクシーに乗り込む
「どちらへ?」
運転手に問われ答えた
「ここではないどこかへ」
運転手は何言わずに車を動かして街を走る
メーターは動いていなかった
6/25/2024, 3:09:37 PM
私も一緒に連れてって
彼の手を引く
彼は驚いた様な顔をした
これから死のうと言う男に着いて行こうとする女にだ
気が弱い彼女の目はとても力強かった
その覚悟にやられてしまった男はニヤと笑い彼女を抱いた
不幸にさせてしまったと思った
そんな彼女は満足な顔をしていた
冷たい風が背を押す様に倒れ込む冷たい海に
白麗な花に目がいった彼女の様に繊細で美しい花だ
彼女を更に強く抱きしめ
私達は暗い海に身体を沈ませた
離れない様強く抱きしめ沈んだ