来年の自分に少しワクワクして、どんな事が待っているか妄想して、0:00をひたすら待つ。

皆様良いお年を。

2024/12/31 #良いお年を

「少し似てるね。わたしとあなた。」
そうかな、なんて笑って濁す。あなたにはあなたらしさがあるというのに。
あなたの顔色を伺いながら、私は顔色を塗り潰し、色付ける。


2024/12/31 #あなたとわたし

新たな生命と出会い、触れて。
自身の成長を感じ、褒めて。
誰かを想い、慈しむ。
大粒の優しく激しい豪雨が降る。


2024/12/31 #柔らかい雨

かつてたくさん遊んだ公園が別のものに置き換わっている時。
昔は意味のわからなかった報道を理解した時。
小さく感じる祖父母、親の背を見た時。

成長や発展は喜ばしいことだけれど、悲しいことも多いと理解した時。


2024/11/05 #哀愁を誘う

夜の帷が降りた頃、一人青白い光を浴びる。その光は私の瞳を刺してゆく。眼前のあなたに触れれば、冷たくてなんの感情もない熱を感じる。
視界に広がる光景は、まるで額縁に囚われた絵画のように区切られ、切り取られた場所でのみ動き、笑い、言葉を音に変えているあなたがいる。
私は暗がりの中で、失った想い出を探し集めている。


2024/11/02 #暗がりの中で