やさしい嘘
辛いぞって泣かせて 火を入れると甘くて
ネギや大根には 大人ごころが 惚れちまう
認知症になったら そう思うと怖いが
死さえ分からなくて 子供ごころで 遊べちゃう
この世には やさしい嘘が あふれてる
夕暮れの でかい夕陽も 脳の錯覚
ほんとか 嘘とか それよりも
大好きな人たちと笑いたい
大好きな人たちと生きてたい
大好きな人たちと、約束したい
「また、あした」
『瞳を閉じて』
世界を終わらせ 立ち去りたくて
瞳をとじて 息を吐く
下世話なニュースと いつもの会話
社会の歯車 壊したい
わたしが消えても 何食わぬ顔
涙も朝には 枯れてるさ
だれもがほんとは 叫んでるはず
自分を見てって だれ?ってね
どこかで命が生まれ
どこかで命が消える
のたうち回って 愛をもとめて
それでもいつかは 風にもなれない
永遠という 夜空の下で
きみの手を握りたい
瞳をとじて…
あなたへの贈り物
それはまるで 不幸の手紙
三日以内に 三名に出せ
それはまるで 告白のどきどき
自爆覚悟の 嫌がらせ?
それはまるで ナイチンゲール
愛と奉仕の 半額処分
それはまるで 芸能界か?
セックスさえも 仕事の手札
あなたへの贈り物
いろんな意味が あるけれど
かなぐり捨てたあと
純粋という ものになる
素直じゃないけれど
愛なんて 落ちるもの
なら、君がいい
『羅針盤』
そこに行けば 笑顔になれる
悲しいことも 癒される
夢も叶い 愛する人と
結ばれ死ぬまで 暮らしてく
人は思う 幸せという
そんな国が あるのなら
そのトレイン チケットはいくら
到着時刻は いつですか?
羅針盤に 魔法は無くて
示す道も きっと無い
信じれるか? それだけなんだね
自分こそが 夢の国
『明日に向かって歩く、でも』
深夜までゲームして眠らなかった
目覚めても眠たくて仕事を休む
不機嫌を知っていて母は説教
だからつい口喧嘩、部屋にこもった
夕方に待ち合わせ友達と会う
ありったけ愚痴を言いお酒を飲んだ
このままじゃいけないと焦りはあって
でもそれで結婚は、違う気がした
何者でもないけれど
愛してくれる人はいる
夢見たくて傷ついて
逃げ込む腕はあるけれど
あたりまえの顔をして
季節が今年もめぐってく
明日に向かって歩く、でも
満足できない、これは…なに?
この幸せ噛みしめて
守れと親父は言うけれど
明日に向かって歩く、でも
あきらめきれない、これは…なに?