イブの夜
クリスマスメドレー
赤や緑に彩られた街
サンタの衣装に急ぐ人混み
更けゆくほどににぎわう
電飾と恋人たち
はしゃぐ子供と家族連れ
俺の心は小さくて
怒るつもりはないけれど
他人のしあわせ、見たくない
どこを歩いて帰ろうか?
馬鹿にされてるクリスマス
拷問みたいな、イブの夜
俺のいちばん嫌いな日
愛が痛くて死にそうだ
耳をふさぎ、うつ向いて、裏道走る
なぜかケーキの売れ残り
買ってしまったクリスマス
食べればうまくて、泣いている
愛がキラキラ眩しくて
あなたのことを思い出す
悔しさで眠れぬ、イブの夜
プレゼント
ささっと一瞬 ぱぱって決める
優柔不断な 私は無理だ
適当みたいで センスが良くて…
憧れるけど むずかしい
あのコの性格 趣味や好みや
最近の会話 全部がめぐる
あげたらどうかな? 迷惑ならない?
喜ぶ笑顔が 想像できる?
朝から晩まで 1日かけても
飽きずにやってる プレゼント選び
それって楽しい 連続ドラマ?
選ぶたびに 泣き笑い?
それってやっぱり 恋してるのかな?
それってその愛って ハッピーいいな
ゆずの香り
ゆず、かぼす、すだち
ホントは違いを知りません
でも、どれも、大好き
柑橘の香りは爽やかだから
ゆず湯に、ゆず茶に、ゆずジャム
風邪にはゆず飴、のどに効く
ゆずの香りは懐かしい
おばあちゃんの香り
今は遠くに逝ったけど
ゆずを嗅ぐたび、思い出す
大空
見上げれば 大空が
ちっぽけな俺を あざ笑う
そのなかに 落ちそうで
しゃがみこむ頬は 濡れていた
あきらめて しまうには
早すぎるだろって 叱られた
信じたい この俺を
だれよりも強く 思ってた
大空よ
そこで飛ぶには 疲れ果て
大空よ
若いやつらも 増えてきた
大空よ
なんで黙って 待っている
大空よ
それでも俺は 飛ぶべきか
ベルの音
昭和なら黒電話のベル
アニメなら美女と野獣のベル
呼び鈴や鐘を思い出すが
フランス語では
素晴らしい、美女の意味
駅のホームの発車ベル
駅弁を買い込んで慌てたっけ
旅立ちと別れを繰り返し
日常の目覚まし
ベルの音に、今も追われてる
いつだって僕らを支配して
助けたり脅したり時間を伝える
おごそかで神聖な響きもある
感動して泣くことも
ベルの音は、きっと応援歌