10/12/2022, 6:15:06 PM
社会人の今や、意識することのなくなったその時間。
仕事帰り、考えるのは明日の仕事。
信号待ちで車を止めたら、
窓の向こうに笑顔で歩く学生たち。
「この後どこ行くー?」なんて、
スクールバッグをリュックみたいに担ぎながら。
笑顔で「今日のこの後」を話す彼らは、
下を向いて「明日のこと」を考える私の瞳に
やけに眩しく、輝いてみえた。
10/11/2022, 5:16:29 PM
夜風に揺れて、端がふわりと宙を舞う。
刹那見えた窓の外、四角く切り取られた夜空。
狭い四角のその中が、ひどく広く感じて。
夜空に輝く星のひとつ、三等星になれたならと、
そうふっと思った。
もしも星になれたなら、私も誰かの願いを託されて
たまには見上げてもらえるかな。
──そんなことまで思う頃には、
もう 夜空は布1枚を隔てた向こう。
いつの間にか、見えなくなっていた。