8/20/2025, 1:09:36 PM
あの日の校舎裏
せめて、あなたが笑ってくれてよかった
分かっていたことでしょう
予想通りだったでしょう
夕暮れのカラスは鳴いて
電柱の上誰かを待っている
夕凪で流れる無音は
こんな今を流してもくれない
忘れたくなるよ
忘れてやりたくなるよ
でも、あなたの事、私の心が繋ぎとめる
あなたに恋した一人として
きっと、忘れない
きっと、忘れてやらない
8/19/2025, 11:56:29 AM
なぜ泣くの?と聞かれたから
私はこう答えました。
「誰か、泣いてるの?」
その子はこう返しました
「わからないの?」
私は、膝を折ってこう聞きました。
「ごめんね。教えてくれる?」
にっこり笑ってこう言いました。
「これ、つかっていいよ。」
その子は、静かにハンカチを差し出しました。
私に。
8/18/2025, 1:49:38 PM
道を歩くときに私たちは
かかとを上げ
地面を蹴って
片足をつける
そして、その瞬間に音が鳴る
コツリ コツリ
コツリ コツリ
大丈夫だよ
歩けているよ
きっと、ちゃんと進んでいるよ
コツリ コツリ
コツリ コツリ
一歩づつ
近付いているよ
音は止まった
でも、心配ない
またすぐに、音が鳴り始める
それまで休んでいるだけだから。大丈夫。
8/14/2025, 2:23:55 PM
午前2:30
路地裏には、だれも入らない
スポーツバックの飛び掛かる虎は
街灯りの境界線に
消えていく
大きな影も隠れる暗やみ
懐中電灯以外に、見えるものはないだろう
あっ、
どこまでも続くかに思えた路地の
終わりの壁が迎に迎えられた
これ、
無造作に放られたバック
手元の光がエナメルに写る
半分だけ開いたジッパー
なにかを思うでもなく
覗き込んだ
「…君には何が
見えた?」
冷や汗と共に一つの気付きを得た
バックを持って入ったあの人は
どこ?