ヤツノ

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2/28/2026, 12:49:16 PM

遠くの町へ
強く吹いたのは顔に当たって
ひとりぼっちの唇を乾かす
故郷から離れて今
6寸先の砂原に足跡をつける 
見えた
遠くの町へ
かの旧友は二十歳になった頃だろう
口の中に蓄えた
「ひさしぶり」
に命を吹き込んで

12/8/2025, 1:20:10 PM

吹雪のあとには静かな世界がやってくる 
雪の積もったその下で
草は眠るように息をひそめる

風は強く空気を巻き込みながら
耳のすぐそばを掠めていく

すっかり白くなったトナカイが立ち上がっては
そのお腹を満たすものをどこか
探し始める

吹雪のあとには静かな世界がやってくる
静かな世界で静かに生きている

11/30/2025, 1:49:57 PM

「ただいま!今日学校でね、」
そこまで書いて手を止める
そして、考えた。

 今日学校で彼女は何を見たのだろう
 今日学校で彼女は何を聴いたのだろう
 何を話したのだろう
 何て人と遊んだのだろう

そうやって考える。
ゆっくりしっかり動く私の中で
静かに躍動的に彼女は生きている。
その命のまばたきを鮮明に描きとる。

これは、君と紡ぐ物語

10/20/2025, 1:25:59 PM

friends

10/16/2025, 1:56:19 PM

今の二人をつなぐ思い出の中にあった
「恋」
というもの
なにもかもここからだった
喜びや時に強い苦しみを感じさせる
それが強い欲を産んだ
彼がほしい
彼を幸せにしたい
声が聞きたい
手に触れたい
そんな心の呼ぶ声にほんのすこしずつ
すこしずつだけ耳を傾けた

 いったい全体いつこれが無くなったのか分からないが、
今更「好き」をやめるなんて不可能だから
安心してよ。

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