6月、不安定な天気
午前中の雨雲は、居なくなって
太陽の照る手すりから
僕はベランダに落ちる、しずくを見てる
音色の変わったギターは今
ケースの中、眠ってる
こんな日でも退屈しなかった
あんな日は今どこへ行った
君のハンドドリップのコーヒーは
一滴づつ静かにこぼれていった
僕はいつも、そのしずくを見てた
インスタントじゃ、やっぱり甘すぎ
写真の中、右につけたピアスはラピスラズリ
6:30ベットの上、あの歌で目を覚ます。
「おはよう。」
返してくれる相手
いつも、右を向けば寝顔が見えた
今、手で探っても冷たいシーツが痛いだけ
二人で寝るに狭かったダブルベッド
広すぎて落ち着かない
はみ出さないよう大きな布団を買った
重くて鬱陶しい
おそろいにしたピアス
「永遠」を込めたラピスラズリは
始めから右側だけ
特別好きでもない歌は
あんたが残した最後の呪い
俺の横でいつも弾いてた
アコギのメロディー
体に嫌でも染みている
自然と入れたコーヒーの二杯目は
俺の苦手なスイートミルク
題 歌
たった、1秒。
それにも満たない瞬間
宙に放り出される
いくら、羽を降っても
僕に飛ぶ力はない
薄く敷かれた土の上
直ぐそば
車が僕を吹き飛ばす
「落ちちゃったの?」
それは、僕を手に置いて
もう落ちないように
もう吹き飛ばされないように
やさしく包む
そっと、包む
机と机の間、落ちた鉛筆
それに伸びるあなたの手
私に差し出すあなたの手
こちらに向けた茶色の目
私は○○を覚えたようです。
あの瞬間は巻き戻って
まくら元、心臓に付き合って
止まぬ覚醒と瞳孔をもって
今夜は眠らないまま朝を待つ
私は昨日とまるで違うようです。
いったい、いつだったのか
カーテンを閉めた、薄暗い部屋
いったい、いつから閉めていたのか
どうして、閉めてしまったのか
いつの間にか、日が昇っていた窓の外
気付かないまま。変わらないまま。
隙間から溢れてくる光
部屋が少しだけ、明るくなっていく
窓のそばに居ることにした
窓ばたに座って
暖かい光を浴びる
いったい、いつからカーテンが開いたのか
どうきて、開けていたのか
「まあ、今日も朝焼けが綺麗だから」
いいか。
題sunrise