5/19/2025, 2:47:10 PM
彼は理解ができなかった。
平和と公平を奪う奴らの行動が
悪を許せなかった
彼は赤い正義の旗印を
胸にだいて
彼は光る正義の刀剣を
天高く掲げた
彼女は理解ができなかった。
自由と平等を取り上げる奴らの行動が
悪を許せなかった
彼女は青い正義の旗印に
心を預けて
彼女は光る正義の黒斧を
天高く掲げた
彼はどうしても理解ができなかった
彼女はどうしても理解ができなかった
5/18/2025, 12:52:42 PM
君へ走ってた
まだ遥か遠くにいる君へ
息も上がって
脚も痛んで
大地に膝をついた
ゴツゴツとした岩だらけの地面
悲しい雨が濡らしていく
「少し、休もう」
今直ぐにはそっちに行けない
でも、いつか辿り着くから
手頃な岩を枕にして、雨が汗を流す
いつか、辿り着くから
「まっていてね」
5/17/2025, 1:56:13 PM
ふらり、ふらりと降り立った
ゆらり、ゆらりと歩き疲れた
ぐらり、ぐらりと目が回った
がくり、がくりと膝をついた
「ねぇねぇ、大丈夫?」
ぼそり、ぼそりと少女は言う
「これ、あんパン。食べていいよ。」
ばくり、ばくりと食らいついた
ふわり、ふわりと甘かった
ごくり、ごくりと飲み込んだ
ぽろり、ぽろりと涙が落ちた
少しずつ、ただ少しずつ。
やっとの事で逃げ出した暗い世界。
ここは、新しい世界。
新しいやさしい世界。
5/16/2025, 11:33:20 AM
朝起きれば「おはよう」と言ってくれる
家に帰れば「おかえり」と言ってくれる
新年には「おめでとう」と言ってくれる
だから私は「いってきます」と言える
「ただいま」と言える
「今年もよろしく」と言える
でも、私は進んでいくから
夢をつかみに進んでいくから
だから、だから、これが最後の
「いってきます。」
5/15/2025, 12:11:32 PM
真っ暗な夜の海。
僕はゆっくりと、身を委ねる
ぼんやりとした感覚に
つつんでくれる暖かさに
少しずつ身を委ねる
星の光が遠くに見える
そうだ、明日は光に会いに行こう