あめとむち

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4/22/2024, 2:22:15 AM

白冨くん、、。
そう言って悲しそうに笑う君を、
僕はみたくなかった。

けれど、僕は君に告げなきゃいけない、。
僕はあと一年もいきられないから、
瑠奈ちゃん、君と一緒にいられないから、、。

君に会った時から、ずっと大好きだった。
弱虫な僕を見つけてくれて、ありがとう。

僕は君のことをずっと想っている。
だから告げよう、君に、、、。
心に滴るしずくを無視して、。

瑠奈ちゃん、別れよう。

4/17/2024, 8:54:45 AM

ある一つの絵画を前に、私は私の中にのめり込む。
このような感覚を、前に一度経験していた。

あの日、就活に悉く失敗し、
心身ともに疲弊していた私は、
目に止まった世叉無美術館に入った。

歩いているとふと目に止まった、一枚の絵。
淡く、儚げなさまざまな色がシャボン玉のように、
描かれていた。夢見る心、という題であった。

何分、何時間経ったであろうか。
いつのまにか2時間が経過していた。
頬に薄くてきらりとひかる跡を残して、、、。

今日もあの日と同じであった。
ただ一つ違うことがあるとすれば、、、。

私は今、学芸員として美術館で働いている。

4/15/2024, 11:31:46 PM

本を開くとあなたに会える。
ページをめくるとあなたは笑う。

あなたに抱いたこの想い、
届くことはないけれど、
密かにあなたを慕っています。

もし、生まれ変わるなら、
あなたと同じ世界で生きたい。

4/12/2024, 10:16:38 AM

僕にも、翼が欲しい。
あの鳥のように、広い広い空を気の済むまで飛びたい。

もし僕に翼があれば、、。
君に会いにどこまでも飛んでゆこう。

名前も知らない君に会いに、、。
顔も知らない君に会いに、、。

もし僕に翼があれば、。
君と共に空を飛ぼう、、。

自由な空という海の中を、
君と泳ごう、、、。

名も知らぬ君に、、、、。

4/8/2024, 2:56:41 AM

覚えていますか。

あなたはきっとこういうのでしょう。
お前なんか知らない、、、と。

嘘なんかつかないでください。
そんな苦しそうな顔で言わないでください。

沈む夕日、赤く染まる空、隣で歩くあなた。
わたしとあなたを繋ぐ手のひら。
しずく、、そう呼ぶあなたの顔、
一生頭から離れることはないでしょう。

忘れるわけないでしょう。
あなたがどれだけ私を突き放そうと、
私はあなたに会いに行きます。

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