「失われた時間」
時間は無いって言うよね。量子力学ってやつ?
理屈はわかんないけど、一票投じたい。
無いっていうか、みんな同時にここにあるって言うよね。過去も未来も。
人がひとりひとり、こつこつ悲しんできた時間も、
楽しんできた時間も、果てしない未来もだ。
今、「平家物語」読んでるんだけど、平家の滅亡の時も今で、読んでる私も今。
琵琶法師が語ってるのも今なら、作家が本にする原稿書いてるのも、今。
耳なし芳一がえらいめにあってるのも、今。
(フィクションってどうなるのかな?芳一フィクションだっけ?)(ほん怖?)
そんな世界なら、どうして失われるんだろう?
失われてないことに気付いてないって事?
はてな尽くしですな。
だって実際失われた事々は、あるわけで。
それには手が届かないわけで。
でもそれがちょっとした…なんというか、間違い…パズルのピースのはまり間違いとかに過ぎないんだとしたら…。
…何かの拍子で失われた時間は戻って来るのかもしれない。
タイムトリップとかマンデラ・エフェクトとかさ…不思議な話もあるじゃない?
どういう形でかわからないけど、すべてが私に戻るなら。
戻るんだったら、戻るからこそ失った…………
っていうんなら…
人はただ単に、失うって、事を経験したかっただけって事になるんじゃないかな。
時間が、無いんなら、出来た理由って、
その流れを泳いでみたかったってことになるんじゃないかな?
それだけなんじゃないかな…
こどものままでいたかった…わけではなくて、
でも、大人になりたかったんでもなくて。
なりたかったのは、魔法使いやヒーローだったな。
…突きつめたら、自由になりたかったわけで。
がんじがらめの中に生まれて来て、どれだけ自由になれるかのゲームをしてる。みたいだ。
…どういうふうに自由になろうか?
あらゆる競争に打ち勝って?(新しい罠にはまるみたい)
あらゆるドロップアウトを試して?
(生きづらくなりそうだなー)
自分の心のどの部分に聞いたら、正しい答えがわかるのかな。
正しさ…なんて嫌いだけど。
でもわざと間違えたくなんか…ない。
ゆらゆら、 揺れて 揺れて 揺れて…
そんなこどもだったから、もうこどもでいるのは遠慮しといて…でも「大人」にもなりたくなくて(大人なんだけどね)…じゃあ、何になろうか?
…ちょっと、真剣に考える。
やっぱり、魔法使いになりたいなー。
こういうの「三つ子の魂百までも」って言うのかもね。
全然、変わってないw
じゃあ、「魔法使いみたいな大人」にでもなるかな🧙🌟
どんなんだよ😁
「愛を叫ぶ」
叫ぶの?
小声でいさせてよ。
今日は静かにしていたい。
考え事してるの…いや、違うな。
考えている訳じゃない。
まるで悪だくみするみたいに…決して叫ばないで、
愛を、閉じ込めている。
愛は閉じ込めている。
………秘密のままに。
やがて、言葉を持たぬ何かに変わるまで。
モンシロチョウが私についてくる。
信号待ちも一緒。
なんてね。でも、ありそうじゃない?
忘れられない、いつまでも。
忘れられない、その、あったかも知れない物語が。
忘れられない、あの、打ち震えた心が。
忘れられない、それがこの心まで辿りついた軌跡。
失ったものを愛おしむ心に似て、未生の夢は心のなかで、いつまでも私だけに惜しまれる。
誰とも分かちあえない、分かちあう必要もない夢が、この心にあふれて、
私の夢ではなく、優しい心になるのだろう…
それは、不思議にあなたの心でもある。
何故ならひとが持つそのやりきれなさが、刃に変わるのをまぬがれた時、
それはひとの持つ優しさに、変わらざるを得ないと思うから。