soumatou

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1/23/2026, 9:38:46 AM

タイムマシーン

今日は父の誕生日
生きていれば何歳だっけ
即答できなくてゴメンネ
昭和ひとけたの人だから生年月日が出生日と
あっていたかも疑わしい

それでも今日タイムマシーンってお題をもらったのは何かの引き寄せかもね

実母との縁が薄かったのが性格に出ていた父
母親の愛に飢えていた寂しがりやさんだった
「タイムマシーンに乗ってお父ちゃんの出産に立ち会ってきたよ 私が生き証人だから
おばあちゃん抱っこしたおとうちゃんをずっと見つめていた 微笑んでたよって」
父の人生のスタートを焦がれていた母親の温もりで包んであげたいの
誕生日のサプライズプレゼントを持ち帰るから
じゃあ出発するね〜


1/22/2026, 8:27:29 AM

特別な夜

歳を重ねた今、私の最高の夜のイメージはこれ
映画アイネクライネナハトムジークの主題歌

♪ 略…
繋がってる誰かを 見つけたハズなのに
そしてそれは今夜も疑いのないことなのに

小さな夜 数え切れないほど
思い出せないほど 重ねてきた
小さな夜 劇的じゃないけれど 
最高じゃないけど
それが“悪くない”のに

小さな夜 数え切れないほど 
抱えきれないほど 積み重ねた
小さな夜 劇的じゃないけれど 
キミのとなりなら
それも“悪くない”よ
それが“悪くない”んだよ

…「小さな夜」斉藤和義



遠からず一人この世に置き去りになって
夜な夜な後悔の涙にくれないための私の儀式
おやすみまた明日ねって眠りにつくこと
心で小さな感謝を毎夜唱えても面と向かって言えないんだわこれが
そんな時私の思いが凝縮されたような歌詞に出会った

後5ヶ月、今年のサファイア婚には
この「小さな夜」を流してワインで乾杯するの
互いの思いが通じ合って
私達に似合いの特別な夜になるわ
きっと

1/20/2026, 6:39:19 AM

君に会いたくて


私達家族はこの日の事を純粋に心温まるエピソードとして記憶した
これが母の徘徊の始まりだったかどうかは定かではない
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駅裏の路地まで来たよ ここなの?
見覚えがあるような ないような

おかあさーん
娘の声だ
私を呼んでいる

良かった無事で
お買い物途中に急にいなくなるんだもん
さっき駐車場のワンちゃんと話していたでしょ
そしたらお母さんがワンちゃん連れて歩きはじめたのが見えてビックリ
飼い主さんと一緒に追いかけたけどここの路地で見失っちゃった
飼い主が友達だったからよかったけど
いきなりどうしたの?

私にもわからない
この子見ていたらあーちゃんを思い出しちゃって…毎日お散歩したなって

そしたらこの子が私を連れて来てくれたの
丁度この辺りの美容院だったよ里親さんが

子犬のあーちゃんに出会った場所?
そうそう小学生の私がおねだりしたんだったね、思い出して来た


今月私達は長く住んだこの町を離れてしまう
家族全員で愛犬に花を供え別れを告げたあの日から20年、2度目の別離の前に
意識のどこかで母はもう一度君に会いたくて
始まりの場所を見ておきたかったのかもね

1/19/2026, 2:26:02 AM

閉ざされた日記

誰にでも一冊はあるよね
心の中に閉したままの日記のようなものが

涙で波打ったページは開こうにも
そのまま固まって頑なにページを閉ざす
そっと剥がそうと周囲から息を吹きかけても
取っ掛かりが見つからない
小口の汚れはかさぶたのよう厚く張り付き
かつての心のひだの深さにリンクする

今は閉ざされてしまっている事に内心救われて日々を歩んでいる自分
光の下のもう一冊の日記とも長い付き合いになってきたしこれからも森羅万象に心を寄せページを増やしていけばいいじゃないかと思っている
そしていつか光の日記がこれを超えたなら封印が解け二冊が交わる…その証は一冊の自伝
それを胸に微笑んでいる私がいたらこの世からの卒業ってことね

1/15/2026, 3:08:40 AM

どうして

「どうして」
大人のそれにも瞬時に答えをだしてくる世の中
孫におばあちゃんの知恵袋で返そうものならその真偽をAI 端末でチェック そんなのないよ
経験値が一瞬揺らぐが毅然と告げる
ばあばの故郷ではおばあちゃんもそのまた昔からそう言われて続けてきたんだよ
長く語り継がれてきたことは沢山の意味がある宝物だから覚えていて

コンピュータの精度が上がるにつれそれに頼り過ぎ情報の渦に巻かれ人の気配がうすれる
便利さには作り手の思惑フィルターがかけられているものだと自分に言い聞かせ自身を保つ
今や独り歩きしそうな人工知能なんて怖い呼び方になってるし 
人間達が片隅に追いやられそうであー怖い怖い

本来 知識と経験値は両輪をなし互に支え
時には検証するものだったはず
少し前までは頭デッカチなんて揶揄する言葉があったのにね
法隆寺の西岡棟梁の木の見立ての逸話は感動で
伝統の力、手技、経験値、現存している人間が持つ力それらを目の当たりに見せてくれていた

孫には人が生き物だという事を前提に豊かで幸福だと思えるような世の中のバランスを探っていって欲しい
それには五感を通したばあばの知恵袋が役に立つからね、捨てたもんじゃないんだよ

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