揺れる羽根
ドリームキャッチャー越しの朝日が眩しい
フッとひと息 揺れる羽根飾り
暖かな陽射しと冷えた大気が悪夢を祓う
さあ一日を始めよう
人は皆幸せになるために生きているんだ
今度は3秒フーと長く吹きかける
フワフワの羽根が舞い上がるのを
飛び立つのを見届けたら私の禊ぎは終わり
うん、今朝は上々
揺れる羽根が高く上がった
秘密の箱
それは玉手箱
昔話の世界がそのまちには存在していた
浦島太郎は竜宮城が恋しくて
玉手箱を開けちゃうんだ
そしたら中から煙が出て来て
あっという間におじいちゃんになっちゃった
そして立ち上った煙が紫色した雲になってあのお山にかかったんだとさ
乙姫様からもらった宝物は?
煙と一緒にあのお山に飛んでった?
いやいや玉手箱はカラクリ箱で
本当の宝の密書は箱に残っていたんだよ
それとも知らず太郎は竜宮城へ帰れない老いた身で募る彼の地への思いを来る日も来る日も
綴り書きためた
そして命を終える前に数え切れない文を空っぽの玉手箱に入れ固く結んで海辺に埋めた
それこそが乙姫様への竜宮への愛の証
奇しくも密書にあった宝を手にする方法だったのだ
そして意図せず太郎が呼び寄せた宝物が土地の人々に多くの幸せをもたらし続ける事になる
この玉手箱が埋められた場所は箱と呼ばれた
漁が盛んで災害もなく穏やかな村だった
ここでは不思議な事に100年に一人スピリチュアルな女の子が生まれ乙姫の生まれ変わりとして村を更に豊かに平和にしたという
もう話してもいいだろう
今私の面前にいる彼女こそがそのひとだ
慈悲深い優しい囁きと微笑みを持つ人
海の宮の力を受け継ぐもの
あなたはふるさとの宝だ
秘密の箱にはあなたの名が刻まれているはず
だから…
なんでわかるのかって
その理由を知りたいのね
あのね我が家は龍宮の遣いの末裔なの
私は姫の眷属の任務を負って生を受けている
この世ではあなたの幼馴染として付かず離れず見守っているのよ
だから…帰って一緒にふるさとへ
もう直ぐあなたの力が必要になる
無人島に行くなら
いろんな知り合いに一緒に行こうって声かける
誰が来るかはお楽しみ
誰が何を持ち込むのかもわからない
予想できない未来…
無人島の景色が一変するかもって想像するだけでワクワクする
こんなゲームあったような…
秋風🍂
センチメンタルとは無縁の母が
この時期によく言っていた
よぎたが吹くと訳もなくもの悲しくなる…と
毎年季節の便りのように
聞いた晩秋に吹く風の呼び名
方言だったのかもしれない
秋風に寂しさを感じてしまうのは
母の口癖のせい?
それとも
彼女に寄り添わずにきた後悔かしら
予感
リサラーソン ミシャ ムーミン…
雑誌の手帳ってお得でかわいいやん
えっ
雑誌の付録なんてとっくに卒業したのに今更
何浮き足立ってるの
付録遍歴は数え切れない
リボンやなかよしのレターセット
ファッション誌の化粧ポーチ
発売前のワクワクが手にした途端眩しさに変わりもったいなくて使えない
だってお小遣いで買える限定なんだから宝物よ
眺めては閉まって余韻を楽しむの繰り返し…
ほぼ使わずじまいで
結局ゴミ扱いされ母に捨てられたっけ
そういえば図書館のイベントの目玉プレゼントが雑誌の付録詰め合わせ✨なんてことがあった
あれってもらって嬉しいんだろうかなんて
冷めた目で見て…
大人になったなあ私ってとニヤついていたのに
うーんやっぱり後悔の予感がする
手帳って1番ダメなやつだ日付曜日が書いてるし
2026年版を何年寝かすことになるやら
でも孫へのプレゼントにとりあえず買っとく?
あーその手はないな
「鍵付きの手帳が欲しいの🗝️」って言ってたし
「これおばあちゃんが欲しかったんでしょう」ってすぐ見抜かれそう そんな予感がするわ