moonlight
繰り返される月の満ち欠け
月あかりを独り占めする
山あいの一軒家にて
新月
病んだ瞳には星々の姿はほぼ見えない
こんな夜には音も消し去り孤独を楽しむ
満月
澄んだ優しい明るさに包まれて
しがらみのない文を書く
全てを白日のもとに晒すことはない
クールダウンするには月夜に身を置き
ほら心を調光してごらんと月光が囁いている
ノクターンの調べのような
moonlight moonlight moonlight
今日だけ許して
毎日書かなきゃいけないルールがあるわけじゃないのに性格が…
うんわかるよ、わかります
湧き出るように軽妙な物語の数々
毎日出会える幸せに甘んじていたら
大好きな投稿者さんの更新がなくなるかもって…慌てました
でもそりゃそうでしょうあの完成度で毎日ですもの 葛藤されていたんですよね
以前にもお気に入りさんが更新をストップされました
私未練がましいんです
最後の作品をスクロールしながら
戻って来いよー お願い戻って来てーと
念を込めてもっと読みたい🩵を時折り贈っているんです
送っているつもりだけれど届いているのかどうかもわかんない
それでも大好きな投稿者さんの作品に会いたくて🩵を送り続けているんです
私のラブコールは止まらない
あなたの作品が私を呼び寄せてしまうから
この出会いの場が再会の場にもなったっていいじゃないですか
私お気に入りを簡単に手放したりしませんから
OBサプライズ待っています
今日だけ許して
誰か
誰かへ届きます様に
うんわかるよって言葉が欲しくて
今日もしゃべりすぎた
スノードームの雪の様に
矢継ぎ早に言葉を舞い散らせただけ
で
澱となった
何やってんの私
本心を伏せたまま 大人ぶっちゃって
誰か誰でもいいから私に一言
わかるよって言って
押しつぶされそうな心で本に逃げ込んだ
そうしたら
自分語りのような詩の一編に
わかるよが散りばめられていて
詩の散歩を終えた頃には心がぽわぽわに戻っていた
出会うべくして出会ったの
詩集 大人をお休みする日
遠い足音
ただいまー
帰宅した我が家は学校の延長のようになっていた
ドタドタガヤガヤ子供達のエネルギーを
抱えきれずに家が悲鳴を上げているかのよう
玄関の靴の数からしてざっと20人
それにしてもすごい数
天井が抜けるわよーと叫んだものの
覗き見しようと2階へあがると
4部屋におさまりきれない子たちが廊下や踊り場に溢れて行ったり来たり
この家に越して間もなくのハプニングだった
夜まで子供達の足音が絶えることはない
それが毎日のように続くものだから
我が家は新設の塾だと久しく勘違いされていた
あれから30年
今、孫のお気に入りが押し入れからのジャンプ
サポーターのばあばは悦にいってもっと遠くへとエールを送る
天井が抜けるわよーやめなさい
一階からママが叫んでる
懐かしいセリフにどれどれと好奇心で下へ降りて来た
トントンドーン確かに家が悲鳴を上げている
が、私には遠い足音が時を超えてもどってきたようで懐かしい
老夫婦2人きりで後何年ここにいられるかしら
そう思うと我が家までもが昔を思い出して喜んでいるようだ
急いで2階へ駆け上がり
今度はばあばがとんでみるからねー
次は一緒にジャンプしようか
新しい思い出を増やすぞー
孫の足音を増幅する様にドンドーン嬉しい悲鳴を上げるこの家
まだまだ現役で勿論、天井は抜けたりしなかったわ
秋の訪れ
半袖で汗かきながら出かけた先では
花屋のディスプレイにお月見アレンジが並んでいる
浅草寺では菊供養会のアナウンス
日本は肌感より、行事で秋を知る国になったのかしら
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悟った気分でいたら
ネットではおせちの予約クーポンが既になくなっていた
エッまだ10月に入ったばかりでしょ
おせち不足?慌てたのなんのって
それが聞いてよ何と8月から配布してたって
いくら何でもやりすぎじゃない
商売が季節を無視して動いている
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気象が変化しているのは確かです
72候の暦を信じるか信じないかはあなた次第です
ですがこのままでいいのでしょうか?
日本の文化が失われてしまいますよ
せめて行事だけは残してくださいな
日本が四季を宝に自然と共生してきた歴史を忘れないためにも
先人からのメッセージが降ってきて私の戸惑いと同期した今年の秋