揺れる木陰
湿った土と古びた祠のにおい
かくれんぼの鬼の気配はない
うずくまってからどれだけ時間が過ぎた?
そっと頭を上げてみる
揺れる木陰と僕と祠
もういいよー
振り返ると一面のキンセンカ畑
オレンジ色の笑みは僕においでおいでする
もう出て来ていいんだよーと言っている
あっおばあちゃんだ
花を摘む手を止めてこっちを向いた
おばーあちゃーん
僕ねーかくれんぼしてるんだ
花が僕に話しかけてくるよ
---------------
揺れる木陰の下
不思議な力の目覚めに出会える場所
真昼の夢
あつ〜い暑いよ
韓国語が絶え間なく聞こえているここはどこ?
確かめなくては…
でも目を見開いたまま身動きがとれない
まるで砂漠にハングル文字留めされたガリバー
目だけで探る視点の先
陽炎のような青とピンクのチェックのカーテン
見慣れたそれは…私の部屋?
アパートの6畳間なの?
その間にもカーテン越しの西日が容赦なく熱気を注ぎ込んでくる
汗が流れ落ちる
うたた寝しちゃってた?
でもなんでハングルが聞こえるの?
ドロシーが竜巻きにあったように
部屋ごと韓国へ運ばれた?…
イヤイヤそれはないでしょ
韓国語の砂嵐が絶え間なく私に襲いかかる
轟音をたてうねる様に迫って来る
私の部屋で何かが起きている
これは夢じゃない
ラジオの雑音だと気づいた瞬間
身体の自由が戻った
半世紀前の夏の午後
毎日繰り返される韓国語と金縛の異次元旅
これに何の意味があったのだろう
今?
こう暑い毎日だと涼しい夢を選びたい
高齢者は熱中症リスク高くお昼寝も命がけだからね
例えばエヴァレットミレイの絵の様に
オフィーリア気分で英国の小川に浮かんでいるとか…
自分の死が近づいていることに気づいていないのもいいわ
隠された真実
このフレーズを見て好きな小説を紹介したくなった
世の中不条理だらけだと作家柚月裕子さんが語っていた
そうだと静かに納得する
が 車窓の景色の様に見過ごす日常
歳を重ねて流れに竿さす気合いを失ってる自分
どんな事情があっても罪を犯した者に対して
等しくぶれない向き合い方をする佐方貞人検事が主人公のシリーズ
『罪はまっとうに裁かれなくてはならない』
裁く立場の検事から後に一弁護士になっても
その信条はゆるぎない
小説だが彼に出会えたことに救いを感じる
道理に合わないものにまみれた世を(罪人)をその誠が洗い流し
かけがえのない人として浮き彫りにしていく
この佐方貞人シリーズ気になった方はご一読を
願い事
この世は願い事で満ちている
数え切れないゴミ化した願いが
デブリとなって宇宙を漂っているって
そうだ
願い事クリーン作戦にエントリーしようっと
宇宙へ行くチャンスだからね
1番初めのお願い事は残しておくようにする
これがなかなか難しいらしいよ
どうやって見分ける?
ねえねえ教えてお願い🙏
しまった💦
すぐお願いしちゃう癖が…
ゴミ増やしてなにやってんの私
この癖がどうか治りますように🙏
空恋
私は 恋空 を連想したよ
夭折の人を想う
今日は七夕
春馬くんに会いたい気持ちを両手で掬い
天の川に注ぐ
クチナシの甘い香りがした
大海の一滴を大切に受け止めてくれたようだ
空から微笑みがかえってきたよ
星が瞬いた