いつもありがとう

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7/3/2023, 1:02:57 PM

この道の先には何もない。
あるのは感情の浮き沈みだけ。


~この道の先に~

7/2/2023, 10:44:36 PM

子どもの頃は親の事情もあり、
夏は毎年泊まりで駆り出されることがあった。

遠方の地で初対面の人と集団生活をさせられて、
毎日早朝に起こされて外へ出向いたり、
見知らぬ人々に冷たい麦茶をついだり、
好きでもないレクリエーションに参加させられたりした。

汗だくの炎天下。
漂う土臭さ。
鳴り響く蝉の声。
飛び散る冷たい水しぶき。
涼しい部屋で浸る空調。
まっすぐに照りつける太陽を浴びると、
懐かしさと共に夏を感じる。

行事はあまり好きではなかったが、
むせ返るような灼熱の季節は、
私にあの頃の気持ちを思い出させてくれる。

どこまでも自由に、穏やかに生きたい。


~日差し~

7/2/2023, 2:54:57 AM

はめ殺しの窓

採光だけを目的とした窓

換気機能を捨てた窓

虫すら入って来れない窓

ただ眺めることしかできない窓

絶対に開くことのない窓

決して外へは繋がらない窓


カーテンを取り付けて

二度と開くことのない窓


~窓越しに見えるのは~

6/30/2023, 2:05:33 PM

私には赤い糸が見える。
赤い糸とは、よくある設定の赤い糸のことだ。
他の人には見えないらしい。

一列に並んで登校する子どもたち。
エナメルバッグの女子校生。
ベンチに座る老夫婦。
仕事帰りのサラリーマン。
年齢に関係なく赤い糸は繋がっている。

当然、赤い糸がない者や、
赤い糸はあっても一人でいる者もいる。
しかし意外なことに、
繋がり合っているペアは極めて稀だ。

例えばそこで仲睦まじくしている男女も、
繋がる糸は双方とも明後日の方向へ飛んでいる。
片方には赤い糸がないコンビや、
赤い糸がない者同士も日常的に見かける。

先日やっていたテレビで、
国際結婚をしたカップルが繋がり合っているのを見て、
柄にもなく声が出てしまったのを覚えている。

彼ら彼女らが幸せかどうかはわからない。
しかしこの能力によって、
人を遠ざけてきた私よりもよほど幸せそうに見える。

私の指に繋がった赤い糸。
相手は確実に私にとって素敵な人なのだろう。
そしてそれは相手にとっても同じこと。

私は赤い糸を切った。
こんな糸があっても出会えなきゃ意味がない。

でもなんだか少しだけ、吹っ切れた気がした。


~赤い糸~

6/30/2023, 3:07:19 AM

つい最近、
毎日やっていた唯一のゲームがサービスを終了してしまった。
発表がされてから終了するまでの期間、
不安で生きた心地がしなかった。
しかし、きっと次の場所へ発つ時なのだろう。
たとえその先で入道雲に突っ込むような困難があっても、
学んできたことを胸に強く進み続けなくてはならない。
それが私のするべき弔いなのだと思う。


※お題と関係なくてすみません


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