どんな色でどんな形か
育つ環境で無限に変化する花
可憐な花や豪快な花
歪な花や毒々しい花
どんな花になるかは咲くまでわからない
しかし中には
咲かないまま枯れてしまうものや
誰にも愛されないまま枯れてしまう花もある
この花が何のために生まれ
そして何のために咲くのか
確固たる答えは未だに明らかになっていない
一つだけ言えることは
真実に囚われたものから枯れていくということである
~繊細な花~
昔は1年後のことなんて考えもしなかった。
就職して色々考えるようになってから、
毎年毎年永遠のように長いのに、
確実に過ぎ去っていく時間が恐ろしくて、
気がついたら10年が経とうとしている。
来年は私にとって節目の年。
でもその後のことは何も決まっていない。
焦ってはいけないことは身に染みてわかっていても、
悠長にしすぎたツケが回ってきている実感もある。
今の私には、ほんの1年先のことも不安で仕方がない。
何も決まらない、何もわからないのがとにかく怖い。
このまま私は老いてしまうのか?
~1年後~
時間も忘れてゲームばかりしていた。
何も考えずにひたすらやっていた。
純粋に生きられるって本当に強い。
子供の頃が最強だった。
やはり勝つべきは常に過去の自分だ。
~子供の頃は~
たまには思い切り遊んだり
旅行に行ってみたり
普段はしないことをしたり
日常があるから非日常は映えるし
非日常があるから日常は彩られる
だから毎日大変だけど頑張れる
ってそんな風に思えてたら
まだ少し幸せになれたのかな
~日常~
迷った時、青か黒のどちらかを選んでいた。
男性向けとしては無難な2色。
無難。
浮きにくく、他と合わせやすい、
少なくとも不正解にならない安全牌。
どちらの色も嫌いではないけれど、
この2色はできるだけ避けるようになった。
無難ということは、多くの人が選ぶということ。
これはつまらない自分へのささやかな抵抗。
「なんでこの色にしたの?」は褒め言葉。
だけど、理由は恥ずかしくてちょっと言えない。
あの子のイメージカラー、私の大好きな。
~好きな色~