キミと出会ったときに、
きっとボクは生まれたんだ
ノイズだらけの世界で、
キミの声だけはクリアに聞こえた
どこを見ても灰色だった世界も、
キミがいるだけで鮮やかに染まる
何に触れても何も感じなかったのに、
キミの柔らかさには心臓が跳ねる
生きるのに必要な補給が、
キミと一緒に味わう食事になった
花の香りなんて気にしたこともなかったのに、
キミが好きだと笑うから、
香りで季節の移り変わりに気付けるようになった
キミはもういないのに、
ボクはまだここにいる
キミはもういないのに、
季節は花の香りをまとって巡る
キミはもういないのに、
三食作るのをやめられない
キミはもういないのに、
柔らかなぬいぐるみも着心地のいい服も
捨てられずにいる
キミはもういないのに、
世界はこんなにも鮮やかで
キミはもういないから、
ボクを呼ぶ声はもう聞こえない
キミがいなくなった世界で、
ボクはキミの愛したもので生きていく
ああ、やっぱり
ボクはキミに出会ったときに生まれたんだ
大抵の物は金さえあれば手に入る
人も、権力も、名誉も、正義も
心だって動かせる
金がなければ心も貧しくなるからだ
どんな聖人でも金がなければ生きてはいけない
それが金ってもんだ
金で手に入らないものに価値はない
金はそのものの価値を証明するものだからだ
それならなぜ、俺は今金にもならないガキを助けたのかって?
知らねぇよ、クソッタレな神とやらにでも聞いてくれ
大好きな君に
伝えたいことがある
君への気持ちは
どれだけ言葉を尽くしても
どれだけ行動で示しても
どれだけ君を見つめても
伝えきれないけれど
きっと私は
伝えずにはいられない
どうしようもなくあふれてしまうから
どうしようもなくこぼれてしまうから
私はまた大好きを君に渡す
馬鹿の一つ覚えみたいに
困った顔をするだろうか
それとも笑ってくれるだろうか
どちらにせよ私は嬉しくなってしまう
優しい君はいつもちゃんと受け取ってくれるから
そうやって君が私を甘やかすから
私はいつまでも加減を覚えられずにいる
私は今日も君への大好きを
腕いっぱいに抱え込んで
君の元へ走るのだ