バカみたい
いつまでもあなたの名前を忘れられず
毎夜毎夜あなたのとなりにいる夢を見て
一日一日美しくなっていく過去に見惚れる
あなたがカッコいいと言っていた人になれるように努力する
あなたが好きと言ったものが今になって好きになったよ
僕が嫌いだったアイツをあなたが好きになる理由が今ならわかるかもしれない
それでもあなたが僕に気付いてくれることを願ってしまう
幻想だとしても悪夢だとしてもあなたと向かい合って話せる日を待ち続けている
あなたをずっと想い焦がれている
きっとあり得なくても信じて待つ
いつか革命が起こるかもしれない
一縷の望みを捨てられない僕はバカでしょうか
バカならあなたにバカみたいと笑ってもらえたら嬉しくて
恥ずかしくて、生きようと思えるから
二人ぼっち
この広い地球に私たちは二人ぼっち
あなたは私を、私はあなたを永久に愛し続けている
何も見えない夜がやって来てもあなたの心音が私に寄り添う
穏やかだけど確かにそこにいる
そして私の体を熱くさせる
この熱が孤独な世界で生きる灯火となる
冷たい目やため息に塗れた街で煌々と燃えている
これからもあなたは此処で行き続けていくのでしょ
二人で何処か遠く、誰もいないずっと遠くへ行けたらいいのにね
いつまでも私をあなたのものにしてほしいけど、いつか終わりが来てしまうのよ
悲しい別れをあなたは仕方ないと容易く言ってしまうけど、
「悲しいことは無ければいいのに」
って言ってもあなたは笑ってるだけね
じゃあね
私はあなたの中で生きていくよ
夢が醒める前に
僕のことを覚えていますか。
あの頃より僕は少しくらい君に届く大人になれているかな。
君とは時々夢で会ったような気がする。
君の顔を見ると悲しくなるんだ
夢だとわかっているから触れても君の温かさがわからない。
声もあの頃のまま、今の君はもっと大人の雰囲気のはずだ。
今の君とは違う夢の中の君。
君は誰?と聞いても答えは君の名前。
この広い世界でまた君に出逢えることはないから夢の中で
たまに会えるだけでよかった。
現で会えてしまうと君が魅力的すぎてお話できないから。
君の顔を見ていると今回でもう君とは夢でも会えなくなりそうだ。
それなら最後くらい全て伝えてさよならにしよう。
君と会えてよかった。夢が醒める前に伝えられてよかった。
さよなら、長かった夢。
さて、朝日を拝もうか。
不条理
世の中が不条理しかないと嘆くのは誰にでもできる。
次へ次へと雪崩れ込んでくる不条理の波を乗りこなし
時には上手く躱さないと社会に飲み込まれてしまう。
ただ生きているだけで不条理の渦へと巻き込まれている
なんて不条理だよな。
泣かないよ
もうここであなたとは会えないんだね。
毎日顔を合わせていたのに。
なんか……切ないというか寂しい感じがするね。
あなたの顔を真正面から見たのは初めてのような気がする。
いつもの当たり前が明日からなくなってしまうのに実感がわかなかった。
そうやって僕は大切なものが遠ざかっていくのを見送っていたようだ。
「行かないで」という言葉は心のドアを叩いても外へ飛び出すことはなかった。
一人、いなくなってしまった人を思い続ける春。
幾つ春を廻っても苦しみは旅の途中、私の中を彷徨う。
あなたは長い長い旅の最中なんだ。
きっとまた巡り会えるでしょ。
僕も旅立とう。
別れじゃないから泣かないよ。
旅立ちだから笑顔で送り出してよ。