ずっと、ずっと
この気持ちが何かわからなかった
いや
きっとそうじゃない
そんなわけがない
そう言い聞かせて
蓋をし続けた
きっかけは突然
認めると急速に蝕まれた
おまえの側で見る
笑顔
泣顔
怒顔
哀顔
楽顔
おまえが奏でる音楽に
ずっと触れていたいと言えば
おまえは受け入れてくれるだろうか?
今日はちょっと服装を変えて
白のワンピースに
麦わら帽子
いつもならこんな服は着ない
今日は特別
だって
少しでも気を引きたいじゃない?
いつまでも
気づいてくれない鈍感さん
何か感じてくれるかしら?
望み薄ってとこかしら?
でも期待しちゃう
「可愛いな」って言って欲しい
耳にはあなたがくれたピアス
気づいてる?
独占欲に心が奪われて
クラクラしちゃう
終点
始まりがあれば
終わりがある
でも一体どこからが
始まりだったのか
今となっては曖昧
じゃあ
終わりはどこなのか
自分から??
それもと・・・・
終わらせたい?
終わらせたくない?
上手くいかなくたっていい
元々、選ばれるはずじゃなかった
そう言って
最初から
上手くいかない理由を作ってる
本当に??
そんな訳ない
その視線は誰に向いてる?
その気持ちは誰を想ってる?
その行動は誰のため?
嘘ばっかり
意地っ張り
強がり
可愛くない
そんな言葉がピッタリね
そう言って自分を隠してる
これ以上傷つかないように
これ以上気持ちが大きくならないように
これ以上辛くならないように
これ以上好きにならないように
これ以上、好きにさせないでよ
あなたは綺麗な蝶
無数の花という花に囲まれる
私には綺麗な羽も仲間もいない
地面を這いつくばって空を見上げるの
それはそれは
綺麗な青
手を伸ばしても決して届かない
私に相応しい罰
私が背負った罪
私が何より
欲しくて欲しくてたまらないモノ
それは決して決して
手に入れることが出来ないモノ
そのはずだった
そうならなければならなかった
翡翠の涙は誰にも知られない
だけど
ふと、手を掴まれて
引き上げられたその先は
見たこともない
私だけに
向けられた
美しい青