一緒にお出かけ 楽しい
朝起きて 君を見るだけで幸せになる
同じ家で暮らして
君の声を聞くだけでホッとできた

なのに 今はない

もうキミを見ても 感じなくなった

何も手につかない
もがいても、もがいても
何も掴めない
真っ暗闇に落ちたみたいで
先が見えない

呼吸が乱れる
意識が乱れる
頭がグワングワンする

ダメだ、落ち着け

大の字に寝転がり
目を閉じる


ゆっくりでいい
心に耳を傾けて
3…2…1…

目に浮かぶ景色は
色とりどりである
秋になれば 毎年のように
山々が彩られ
目を楽しませる

一際目立つのは 紅葉
葉の形だけでなく
染めあがる色は
脳裏にこびり付くのだ

目の前で食器が割れた
代わり映えのない日常に
衝撃が起きる
音と目の前の事象によって
何かがぷつりと切れる

割れた食器
凝り固まった思考を壊してくる
そのままでいいのかと
散らばる破片が問いかけてくる

小さい頃に祖母と遊んだ
手で形を作って
影に映す

いろんな姿を見せるから
とても面白くて
ずっと遊んでしまう

光の中で映る影は
不思議な絵